「格闘代理戦争」での騒動について皇治と武尊が経緯を説明し改めて謝罪

経緯を説明し謝罪した武尊
SNS上の「隠して殴った」にはともに納得の上の出来事と釈明

 武尊が怒ったのはマイクのことではなく、この騒動が生放送で流れてしまったこと。武尊は「マイクでどうこうされたということよりも、生放送でこういう事態になってしまって、これが格闘技界とかK-1のイメージにつながってしまう。生放送なので消すこともできないし。それがひろまってしまう、イメージが悪くなってしまうということが悔しくて。それで怒りが収まらなくて。生放送が終わるまでは我慢したんですけど。終わった後に取りあえず、皇治選手と話がしたいということで、控室で話をした」と話した。

 そして「プロとしては絶対にやってはいけないことで、それは分かっていたんですけど“男同士の話し合いとして、一発やられたら一発殴らせろ”ということを僕から提案した。皇治選手も“それで対等に話せるのなら”ということで納得してもらって、周りの人に“これからこの人を殴ります”と言って皇治選手のことを殴りました」と話した。これについてはSNS上で「隠して殴っていた」と書かれたことに対する説明。これ自体は武尊自身も言うように決して褒められた話ではないが、皇治も納得のうえの衆人環視の中での出来事であったことを説明した。

 その後の話し合いの中で皇治は「俺は今まであおったりしてきたけど、俺の中でプライドがあって。俺は差別はする気はないし、変えられない外見をいじらないことをプライドに今まであおってきた。例えば白人やら黒人やら、変えられないことはいじってこなかった」などと武尊に説明。武尊も「皇治選手のK-1や格闘技への思いを聞いて、僕が誤解していた部分もあった。リングに上がった時も、下げるようなことを言うつもりではなくて、最後にちゃんと盛り上げてイベントを締めるつもりだったと聞いて、僕が誤解していた部分もあった」などとお互いに誤解があったことを確認。武尊は「皇治選手とはしっかり男同士の話ができて和解することができた」、皇治も「俺はK-1が大好きだし格闘技も愛している。武尊もK-1をすごく思っているし。本当に武尊はK-1のために戦っている。そういうところは通じ合ったし、理解しあった部分もあるけど、格闘技の盛り上げ方というのは考え方も違うし、生まれてきたところも違うから合わないところは合わない。だけど2人の共通するところは、格闘技を盛り上げたいと強く思っていること。そういう部分は分かり合えたかなというのはある」などと話した。