【令和は「レス」社会】本来あるものがどんどんなくなっていく!?

 高度経済成長やバブルがあった昭和が飽食の時代とすれば、バブル崩壊し一気に経済の先行きが怪しくなった平成はつつましさを押し付けられた時代だった。では令和は? 残念ながら平成末期から劇的に変わることはないのだが、緩やかに、そして前向きに「レス」の時代になるのでは…と勝手に予想。令和に進みそうな「レス化」を探ってみた。
昨年末、大きな話題を提供したスマホ決済のPayPay(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

この流れはもう誰にも止められない【キャッシュレス】



 まずはすでにレス化が進んでいるものから。平成末期に沸き起こった「キャッシュレス」は現金を使わず、クレジットカードや電子マネーといったアイテムを使い決済をすること。

 長く「現金主義」で生きてきた世代にはやや抵抗感があったこともあり、日本ではなかなかキャッシュレス化が進まなかった。しかしお隣の中国では屋台ですらキャッシュレス決済になっているなど世界の趨勢はキャッシュレス化。

 日本でもその世代がお役御免となり、抵抗を感じない世代が中枢を担うようになってから一気にキャッシュレス化に拍車がかかった。2020年にオリンピック・パラリンピックが開催されることからインバウンドに向けて官民挙げてキャッシュレス化を推進中で、この流れが止まることはないだろう。

 キャッシュレスのメリットとしてはポイント還元、会計のスムーズさ、お金の管理のしやすさ——といったところが挙げられる。デメリットといえば、現金を持っていないという得も言われぬ不安感や、現在ならスマホにさまざまな情報が集中してしまい、スマホ1つを紛失、または使えなくなることで生活の大半が一瞬ストップしてしまうことか。

 また人口減少による労働者不足からコンビニの無人化も今後進みそうだ。治安の問題も含めてキャッシュレス化に移行していくのは間違いなさそうだ。
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