堀口恭司がBellatorバンタム級王座獲得の快挙【6・14 Bellator】

押し込むだけで攻め手を欠くコールドウェルにブーイングが飛ぶ
動きのないコールドウェルに会場からブーイング

 勝負のかかった5R。コールドウェルがタックルを決め、またも座った状態の堀口をケージに押し込むのだが、ここから攻め手がないコールドウェルに会場のファンから今度はブーイングが飛ぶ。

 こつこつとパンチ、ヒジを落としなんとか動きを作ろうとする堀口に対し、動きが止まったコールドウェルにブーイングは鳴りやまない。ここでも首を取りに行く堀口だったが、しのぐコールドウェル。ここでケージを使って立ち上がった堀口だったが、コールドウェルは足を離さない。しかしケージを離れた堀口はパンチに加え、強烈なヒジを打ち込んでいく。

 それでも足を離さず、残り時間が少ない中、コールドウェルが堀口をケージに押し込むとやはりここでも会場からはブーイングが上がる。

 そのままゴングとなり試合は判定となったが、48-47、49-46、49-46とジャッジ3者とも堀口を支持。堀口が第7代Bellatorバンタム級王者に輝いた。

 腰にベラトールのベルトを巻き、肩にRIZINのベルトをかけた堀口は試合後のケージ内でマイクを向けられると「すいません。詰まんない試合で申し訳ないです」。そして試合については「最初はあまり飛ばさずに、自分から攻めないで最終ラウンドで勝負を仕掛けようと思っていた」と振り返った。
「Bellator 222」(現地時間6月14日、アメリカ・ニューヨーク州/マディソン・スクエア・ガーデン)
〈メインカード〉日本時間6月15日11時~
◆第1試合「Bellator世界バンタム級選手権」 5分5R
●ダリオン・コールドウェル(王者/アライアンスMMA)(判定0-3=47-48、46-49、46-49)堀口恭司(挑戦者/アメリカントップチーム)○

◆第2試合 フェザー級 5分3R
●エドゥアルド・ダンタス(ブラジル)(2R、4分59秒、KO)フアン・アルチュレタ(米国)○

◆第3試合 バンタム級 5分3R
●リッキー・バンデハス(米国)(1R1分6秒、スリーパーホールド)パトリック・ミックス○

◆第4試合 175ポンド 5分3R
○ダリオン・デニス(米国)(1R4分28秒、腕十字固め)マックス・ハムフレイ(米国)●

◆第5試合 ライトヘビー級 5分3R
○リョート・マチダ(ブラジル)(2R22秒、TKO)チェール・ソネン(米国)●

◆第6試合 Bellatorウェルター級ワールドGP準決勝 5分5R
○ローリー・マクドナルド(カナダ)(判定3-0=49-46、48-47、48-47)ネイマン・グレイシー(ブラジル)●


〈プレリムカード〉日本時間6月15日7時30分~
◆第1試合 ミドル級 5分3R
〇フィル・ハウェス(米国)(1R5分、TKO=ドクターストップ)マイク・ウィルコックス(米国)●

◆第2試合 ライト級 5分3R
〇マーカス・シュリン(米国)(判定2-1=30-27、29-27、27-29)ニクルズ・ミルコハエフ(米国)●

◆第3試合 ウェルター級 5分3R
〇ホブシン・グレイシーJr(ブラジル)(1R3分15秒、腕十字固め)オスカー・ヴェラ(米国)●

◆第4試合 バンタム級 5分3R
〇マイク・キンベル(米国)(判定2-1=30-27、30-27、28-29)セバスティアン・ルイズ(ペルー)●

◆第5試合 175ポンド 5分3R
〇ハイム・ゴザリ(イスラエル)(1R4分2秒、三角絞め)グスタヴォ・ウリツアー(ブラジル)●

◆第6試合 女子112ポンド(50.8kg)5分3R
●RENA(日本)(1R4分4秒、スリーパーホールド)リンジー・ヴァンザント(米国)〇

◆第7試合 女子フライ級 5分3R
〇ヴァレリー・ローレダ(米国)(判定3-0=29-28、30-27、30-27)ラーキン・ダッシュ(米国)●

◆第8試合 フェザー級 5分3R
●アーロン・ピコ(米国)(2R3分55秒、TKO)アダム・ボリクス(ハンガリー)〇

◆第9試合 女子フライ級 5分3R
●ヘザー・ハーディー(米国)(1R3分53秒、TKO)テイラー・ターナー(米国)〇

◆第10試合 フェザー級 5分3R
〇ジョン・ベネデューズ(米国)(判定3-0=30-26、30-27、30-27)ケニー・リヴェラ(米国)●

◆第11試合 165ポンド 5分3R
○カストリオット・シェマ(米国)(2R3分17秒、TKO)ウイットニー・ジーン・フランコイス(米国)●

◆第12試合 フライ級 5分3R
●ブランドン・メディナ(米国)(1R4分33秒、フロントチョーク)ブランドン・ポルケア(米国)○
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