鎌倉在住趣味カメラマンが教える、ネットに載っていない隠れアジサイスポット5選
妙本寺で竹林の中で撮影を
英勝寺でインスタ映え
「鎌倉駅から小町通りを抜けて、鎌倉市川喜多映画記念館を過ぎてちょっと歩くと着きます。こちらも駅から徒歩10分ほどの高立地です。カメラマン的には、立派な竹林も一緒に撮影できるのが英勝寺の長所だと思います」
英勝寺は、鎌倉に残る唯一の尼寺。徳川家康の側室、お勝の方(英勝院)が建立したために今の名がついたのだそう。しなやかに生い茂る竹林は初夏の散歩にぴったりの涼やかな過ごしやすさがある。
同じ竹林スポットで有名な報国寺よりも人が少なく、撮影しやすいスポット。
極楽寺駅と、アジサイと
アジサイ撮るなら寄りたい江ノ電 極楽寺駅
「鎌倉から江ノ電に揺られること4駅目の極楽寺。改札口は中井貴一さんと小泉今日子さんが主演を務めたドラマ『最後から2番目の恋』で頻繁に登場して話題になりました。駅前からすでにアジサイ咲き乱れる撮影スポットです。境内の前には紫陽花に囲まれた電話ボックスもあり情緒深い写真が取れます。アジサイだけの写真もいいですが、アジサイをバックに撮るポートレート撮影にも適しています」
駅の目の前は車道なのでアジサイに夢中になり過ぎずにマナーを守って撮影しましょう。思わず寄り道したくなる小道にもアジサイが咲き乱れているので、ぜひ長めに周囲を散歩してみてほしい。
海も見えるアジサイフォト
由比ヶ浜をバックにアジサイが撮影できる絶景スポット、成就院
「元祖アジサイ寺として知られている成就院。極楽寺駅から徒歩5分ほど程の場所にあります。個人的にも好きなスポットで、極楽寺駅→成就院→御霊神社→長谷周辺をお散歩コースとしてよくぷらぷら歩くことが多いです。由比ヶ浜を一望できる眺めの良さが、成就院の一番の特徴。あと、住職がめちゃくちゃカメラに詳しいかたなので、お話する機会があれば成就院での撮影ポイントなんかを聞いてみても良いかもしれません」
アジサイに囲まれた階段を降りていくと広がってくる海の景色に、気分はまるでジブリ。他のスポットとは一風変わったアジサイフォトが撮れるので、ぜひ一度行ってみてほしい。
光則寺でがアジサイ鑑賞も楽しめそう
アジサイに詳しくなれる! 長谷駅 光則寺
「最寄りは長谷駅。アジサイスポットで有名な長谷寺も手前にありますが、こちらは人が多いので撮影向きではないかも。光則寺はアジサイそれぞれの品種名を記載してくれているので、お気に入りの品種をお花屋さんで買って育てるのも楽しいかもしれません。僕は『宵の星』という品種がお気に入りです。名前と花の雰囲気がぴったりなんです」
日蓮上人の高弟・日朗上人が監禁されたと言われる土牢も見ることが出来る光則寺。長谷寺も夕方になると空いてくるので、光則寺に行ったあとにちらりと寄ってみてもいいかも。
アジサイ撮りには雨の日の接写がベスト!
「アジサイを撮る際のポイントは、背景も入れてどこで撮影したのかがわかるようにすることかなと思います。ボケの大きい写真がキレイに見えるのもわかりますが、どこで撮ったかがわからないのももったいない! 鎌倉は背景としても絵になる場所が多いので、なるべく全体が写るようにしてみてください。
アジサイが写真の3分の2を背景が3分の1くらいのバランスが丁度良いかと。アジサイ単体を写したいときは、思い切り寄って、写真全体が花びらで埋まるくらいにするとアートっぽさがグッと増して良いでしょう。
使用するレンズは、F値の低さよりもマクロ機能があるかどうかを気にしてみてください。マクロがなければ、最短撮影距離が1番短いレンズを使用しましょう! 画角は28~50mmくらいが使いやすいでしょうが、そのへんはお好みで。
天気は雨が最高です。アジサイの色艶が1番素敵に出る天気はやはり雨! 晴れや曇りの日に撮影した写真は、どうしても明るい部分に目が向いてしまうので、なるべくアジサイよりも明るい情報は入れないように心がけると良いかもしれません」
いつもなら予定が潰れて憂鬱な雨の日にこそ映える鎌倉のアジサイ。次の雨の週末には、天気が悪いと急に人通りが少なくなる鎌倉で、大きな傘をお供にあじさい撮影を楽しんでみては。
(文・ミクニシオリ)
高野諒さん
高野諒
平日は広告代理店に勤務しながら、休日はカメラを片手に、時には両肩と首に1台ずつぶら下げて、写真撮影を楽しむただのアラサー男子。カメラ歴は1年半ほど。当時交際していた女性が一眼レフで撮る写真に惚れて自身もカメラを始める。普段はポートレートやスナップ撮影がメイン。今回の撮影で久々にデジタル一眼レフのCanon 6D MarkⅡを手にしたが、あまりの重たさに肩を痛める。メイン使用機はSIGMA 40mm F1.4 Art。https://twitter.com/r_t9n0https://twitter.com/r_t9n0
平日は広告代理店に勤務しながら、休日はカメラを片手に、時には両肩と首に1台ずつぶら下げて、写真撮影を楽しむただのアラサー男子。カメラ歴は1年半ほど。当時交際していた女性が一眼レフで撮る写真に惚れて自身もカメラを始める。普段はポートレートやスナップ撮影がメイン。今回の撮影で久々にデジタル一眼レフのCanon 6D MarkⅡを手にしたが、あまりの重たさに肩を痛める。メイン使用機はSIGMA 40mm F1.4 Art。https://twitter.com/r_t9n0https://twitter.com/r_t9n0