怪物魚ハンターのジェレミー・ウェイドが千原せいじとユーモア合戦



『ダーク・ウォーターズ』では、キングサーモンが激減している理由を探るためにアラスカを訪れたり、見たこともない魚が出現したために魚が減ったというベーリング海でその魚の正体を追ったり、ヨーロッパで噂になっているという人間ぐらいのサイズの巨大スパイクを求めてアイルランドやスウェーデンを訪れたり、さまざまな冒険を展開していく。

 せいじは「魚を釣るということばっかりかと思いきや、伝説とか謎とかを、(ジェレミーさん)本人が地元の方を取材したりしていかはるので、見ていて気持ちがはいるし、楽しいです」

「魚を釣ることは、つねに共同作業です」とジェレミー。「カメラの前にいるのは私だけですが、現地の人や現地の識者などと話します。9年前に日本を訪れた際もそうでした。そのような方々と一緒に番組を作り上げることをモットーとしています」と、話した。

 日本では、河童伝説に基づいたエピソードだった。
これまでに釣り上げた最大のものは、約5メートル、550キログラムの重さのカグラザメ。40分の格闘の末に釣りあげたといい、「グランドピアノを海底から引き上げるようなものだった」と、ジェレミー。せいじは「グランドピアノなんて例えをした人は、初めて」と感心しきりだった。
 ジェレミーは、海でも釣るが、好きなのは淡水魚。「淡水では、たいていの場合、泥で濁っていて視界が限られていて遠くまで見渡すことができません。そのせいか淡水魚って……あまり見てくれが良くないものが多いんです。見られることもないから美しくある必要もないんですから。僕は、そのブサイクな魚が好きなんです。でも僕はそれが、美しいと思うんですよね」。これまでで印象に残っている魚を聞かれると、コンゴでに釣りあげたタイガーフィッシュだと話した。
  
 番組やジェレミーの釣りあげた魚やその格闘についてひとしきり盛り上がったあとで、せいじは「これも何かの縁ですから……一緒に釣りに行きたいですけど~。一緒にどうですか?」と声を裏返した。ジェレミーは「仕事で釣りをすることがほとんどで、自分の楽しみのために釣りができていない。何かしらのご縁なので、何かしらのことができるよう、マネージャーさん、スケジュールの調整をお願いします」。

 イベント終了後の囲み取材で、せいじは「10月26日に千葉で釣りのコンペがあるので、良かったら……」。ジェレミーは「スケジュールが空いていれば。テレビは編集できますが、僕も木を釣ることもあるんで…」と、笑った

『ダーク・ウォーターズ』は、8月15日から毎週木曜22時から放送。

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