K-1初参戦の不可思は出血によるドクターストップで無念のTKO負け【6・30 K-1】

右目の上がざっくりと切れ激しい出血に見舞われた不可思(撮影・小林郁人)
「K-1に来てもこんなに切られるんだって、自分で笑っちゃいました」

 試合後の会見で不可思は「1R目は硬かった。2R目もあまりいい動きができなかった。3R目にカットしてから吹っ切れて思い切りやれたが、それで止められてエネルギーを出し切れてないまま終わってしまったので、不完全燃焼。でもK-1での1発目をやってみて、反省点はつかんだので、また次頑張る。次は1R目からリラックスして戦えるようにできればいいなと思う」などと試合を振り返った。

 佐々木の印象については「体の強さみたいなものは感じた。独特のやりづらさがあるとは聞いていたが、それも分かった。最初、それを見ちゃった感じがあってよくなかった。たまにジャブをもらったのも僕が見ちゃったから。佐々木選手のリズムにはまりかけたところはあった。K-1ルールでの戦い方、僕が知らない部分での戦い方を知っていたということは感じた。今まで違うルールでやっていたので、それとは違う感じを受けた」などと話した。

 勝負を分けた右目尻のカットについては「どこが当たったか? 分からない。出ちゃった結果なのでなんでもいい。K-1に来てもこんなに切られるんだって、自分で笑っちゃいました。ヒジありからK-1ルールに来て、1発目でこうやって切られて負けるのかよ?って」とやや苦笑い。そして「まだエネルギーが出し切れていないんで、次の試合でそれをぶつけます」と締めくくった。