どんな「笑って泣けるコント」を見せてくれるのか「MONO 特別企画vol.7『涙目コント』」


 劇作家・演出家で俳優としても活躍する土田英生が代表を務めるMONOが今年結成30周年を迎えた。その記念企画の第2弾として行われるのがこの『涙目コント』。

 字面でなんとなく伝わるかと思うのだが、目指すところは笑えるだけではなくオチを聞いて涙目になる「笑って泣けるコント」。これまで土田が大切にしてきた「アンサンブル」と「物語」をベースとした新たな挑戦となる。

 本作にあたり、他の劇作家からの脚本の提供を受ける。

 イキウメの前川知大からは2006年に初演された『ゴッド・セーブ・ザ・クイーン』を提供してもらい、iakuの横山拓也、オイスターズの平塚直隆の2人には『ゴッド——』と同じ「屋上」を舞台にした新作を書き下ろしてもらった。そして土田も同様の設定で新作を書き、この4作品を緩やかな一つのストーリーに仕上げるという、ただのコント集には終わらない作りとなっている。

 ちなみに前川の『ゴッド・セーブ・ザ・クイーン』は投身自殺寸前の女とその前に現れた2人の謎の男によるストーリー。死を目前にしながら軽妙な会話劇が繰り広げられる。

 果たしてこの物語をベースにどんな「笑って泣けるコント」を見せてくれるのか。
MONO 特別企画vol.7『涙目コント』

【日時】8月1日(木)〜4日(日)(開演は木金19時30分、土15時/19時、日15時。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)
【会場】三鷹市芸術文化センター 星のホール(三鷹)
【料金】全席自由 一般 前売3500円、当日3800円/学生2000円(前売・当日とも)/高校生以下1000円(前売・当日とも)
【問い合わせ】三鷹市芸術文化センター(TEL:0422-47-5122=10〜19時 〔劇団HP〕 http://c-mono.com/
【脚本・演出】土田英生
【脚本提供】前川知大(イキウメ/カタルシツ)、横山拓也(iaku)、平塚直隆(オイスターズ)【出演】奥村泰彦、金替康博、土田英生、石丸奈菜美、高橋明日香、立川茜、渡辺啓太【声の出演】水沼健、尾方宣久