宮迫博之と田村亮が会見「突然、引退会見か契約解除か選べと言われた」

 反社会的勢力の会合に出席した“闇営業”問題などで7月19日に吉本興業にマネジメント契約を解消された「雨上がり決死隊」の宮迫博之と「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮が20日、都内で緊急会見を開いた。会見場には150人近くの報道陣が詰めかけた。

 田村の処遇については謹慎の発表以降特に吉本興業から発表がなかったのだが、この会見中に吉本興業から田村のマネジメント契約解消の情報が流れるという異例の展開となった。
黒のスーツ姿で会見に臨んだ2人
宮迫「お金をもらっていないということで」と入江に指示

 2人は会見場には黒のスーツ姿で現れた。

 まず宮迫がマイクを握ると「詐欺の被害に遭われた被害者の方々、そのご家族、親族の方々にとんでもない不快なつらい思いをさせてしまっていることをおわびさせてください。本当に申し訳ありませんでした。そして、世間の皆様、我々のことを応援してくださっている方々、とんでもない取り返しのつかないほど迷惑をかけてしまっている関係者の方々、そして不快な気持ちにさせてしまっているすべての皆様にお詫びさせてください。本当に申し訳ありませんでした。今回、このような大きな騒動にしてしまったのは、僕の保身から来る軽率な嘘から始まっています。そのせいで後輩たちも巻き込んでしまいました。今回の騒動の全責任は僕にあります。僕のせいです。本当にすいませんでした」

 田村も「自分の口からもちゃんと謝罪を伝えたい。詐欺被害に遭われた方々、その親族の方々、友人の方々、本当に不快な気持ちにさせてしまい、嫌な気持ちにさせてしまい本当に申し訳ありませんでした。僕の弱い部分、人としてダメな部分、そのせいで虚偽の説明をしてしまい、その行動・言動によって不快な気持ち、不信感を抱かせてしまった方々、嫌な気持ちになった方々、全ての方々、本当に申し訳ございませんでした」などと謝罪した。

 その後の質疑応答では今回の経緯について宮迫が説明。

 フライデーの第1報については「直撃を受け、反社会勢力のパーティーに参加しましたか? そこで出演者全員100万円ずつギャラを受け取りましたか?と聞かれました。5年前ということもあり、全く記憶もなく、写真を見せられ自分を確認した。その時、記者には“全員が100万円もらえるような営業あるわけがない。そんなもろてへんよ。それに反社会勢力のなんて知り合いにおるわけがない。なんなのこの記事は”と言った。その時、僕はそんな記事は掲載されるはずがないと高をくくっていた」と取材時の状況を説明。その後、この会合への仲介をした入江に聞いたところ、入江も最初は思い出せなかったものの、メンバーを挙げると思いだしたという。そこで入江に反社会的勢力と付き合いがあるかどうかを確認。入江が「そんなのはないです」と答えたことから、記事が掲載されることはないと思ったという。その時に「被害者の方々から奪い取った金を僕たちが受け取ってしまっていたというとんでもない過ちのことを考えもしなかった」とその時を振り返った。

 翌日に入江から「お金のこと言わなくていいですか?」という電話があったのだが、メンバーを見て車代程度だと思い大丈夫だと思ったという。そこで自分ももらっていたのかを入江に尋ねると「もらっていた」という返事があり、そのお金については年末に開催していた忘年会の支払いに「払っておいてくれ」と入江に渡したということは「なんとなく覚えていた」という。入江から「そうです」という返事をもらい「勝手な自分の解釈で、じゃあ自分はギャラはもらっていないんじゃないかと。そのほかの人間はお車代程度やろと思い込み、もらってないでいいんちゃうかと入江君に言ってしまいました。そして他のメンバーにももらってないということで言うといてくれと入江君に指示を出しました。会社にもそう言ってくれと指示を出しました」と話した。
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