日中対抗戦は中国の4勝3敗。大将戦で卜部功也がKO負け【7・21 K-1 KRUSH】

【写真上】中堅戦の藤村(右)が3Rにダウンを奪う【写真下】五将戦で加藤(左)とチュンユーが激しく打ち合う(撮影・上岸卓史)
中堅戦では藤村が移籍初戦を飾る

 中堅戦では藤村大輔とドン・ウェンフェイが対戦し、藤村が3-0で判定勝ちを収めた。藤村はこの試合の前にK-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTに移籍。その初戦を勝利で飾った。

 ドンのプレッシャーがきつく下がる場面が目立つ藤村だったが、要所でパンチで反撃。2Rに入ると藤村のパンチが当たり始める。

 ドンは3Rに入るとややスタミナが切れてきたか、1、2Rほどプレッシャーがかけられず、組み付きが多くなってくる。ブレイク直後の攻防で藤村が右フックでダウンを奪う。立ち上がったドンだったがやはり組み付きが多く、注意が与えられる。倒しに出た藤村だったが、パンチの的確さに欠け、決定打は放てず試合は判定に。ジャッジ3者とも29-28で藤村が接戦を制した。

五将戦の加藤は試合終了直前のダウンで勝ち逃す

 五将戦では加藤虎於奈とジャン・チュンユーが対戦。3-0の判定でチュンユーが勝利を収めた。

 チュンユーはトリッキーな動きを見せる加藤に接近戦を挑むが組み合うシーンが多くなってしまい、ホールディングの警告を受けてしまう。攻撃のリズムがつかめないチュンユーではあったがパンチもそれなりに当てジャッジの難しいラウンドが続いたが、3R中盤、チュンユーは声を出して気合を入れながらのパンチの連打で前に出る。加藤はここでガクンと動きが落ち、防戦一方に。それでもなんとか立ち続けたがラウンド終了のゴングとほぼ同時にグロッギー状態の加藤にレフェリーがスタンディングダウンを宣告。このダウンがものをいいジャッジ3者とも30-28とチュンユーを支持した。