矢地祐介が「朝倉未来の化けの皮をはがす」【7・28 RIZIN.17】

公開練習では2分間のミット打ちを披露
かつて戦った北岡とも練習。打投極全部でレベルアップ

 対戦相手の未来については「あっちの発言はほとんどシャットアウトしている。うちのジムに中指を立てたわけじゃないですか。“KRAZY BEEは勝ててない”という発言。あれは絶対許せない。ジムの関係者みんな“なんだあいつ”って思っている。そのみんなの思いを晴らすのは俺しかいない。そういうみんなの思いを拳に乗せて叩き潰したいと毎日思っている」と怒りの感情はそのままのよう。

 先週行われた未来の公開練習についても「全く見ていない。彼はメッキを塗るのに必死。張りぼてというか自分をよく見せようと必死。それを見ていても腹が立つ。ツイッターもやっているので誰々がいいねしたとか上がって来るんで、そういうのも見るのもイラついていた。最近ミュート機能を発見して、全然出てこなくなった(笑)。全く知らない。今までの試合の彼しか見ていない」とのことで試合では「化けの皮をはがしてやろうと思っている。幻想を打ち砕こうと思っている」と話した。

 先日の会見の2ショット拒否については「本当に腹が立っていたし、同じフレームに収まりたくなかったし(笑)。試合までこの思いは取っておきたかった」などと振り返った。

 この間、KRAZY BEEでの練習はもちろん、出稽古にも多く足を運んでいるという矢地。その中には柔術のジム、ボクシングの帝拳ジム、かつて戦った北岡悟の所属するロータス世田谷といった名前が挙がった。ロータスでは北岡や青木真也とも組み技の練習をしているという。この出稽古で「俺の足りなかった部分や目をそらしていた部分。打投極全部において、細かいところをレベルアップした。新鮮なテクニックや自分らの概念になかった技術を取り入れて全体的にパワーアップした。目をそらしていたというか、自分は世界に通用するフィジカルを持っているので、その部分で横着していた部分を理詰めしていった。何となくだった部分を具体的に細かく見つめ直した。青木さんと北岡さんとは組みしかしていないんですが、“なるほどね。こうやれば良かったんだ”という謎解きの作業というか答え合わせができた。点と点がつながって“なるほどね”と思った。そういう意味で成長したと思っている」などとその成果を語った。