タランティーノ監督、会見で「この日本映画のDVD探してます」! ディカプリオも「彼はマニアだから」



 物語で起こる“奇跡”にちなみ、自身の身の上に起きた奇跡は、と質問されると、タランティーノ監督は「映画のキャリアをこの業界で持てているといこと、9本も映画を作ってこうして東京に来れば自分が誰だか分かってもらえる。ビデオストアで働いていたことを考えれば、これこそ奇跡だよ。仕事だからではなくアーティストとして映画を作り、自分の道を行くために物語を描くことができる。どれほどの奇跡か、忘れずにいたいと思っています」と語り、ディカプリオも「僕もまったく同じです。僕はLAで育った、というか実際にハリウッド地区で生まれたので、どれだけ俳優でいることが大変かよく知っています。世界中から夢をかなえに多くの人がやってくるけどかなえられる人は少ない。放課後にオーディションを受けに行く、ということができた。こうして俳優をやっていること、しかも自分に決定権が持てるようにまでなっていることに感謝しています。現実は99%の人が仕事がないわけだから」と感慨深げに語った。