藤ヶ谷太輔「抱かれる気持ちで来て」主演ミュージカルで稀代のプレイボーイ
ミュージカル初挑戦となる藤ヶ谷に、新たな一面を見たという感じがしたという取材陣に対して、「やっている自分はわからないが、みなさんと一緒にキャラクターをつくっていただいた」と本人。潤色・演出した生田大和(宝塚歌劇団)は、「他のミュージカルより歌も踊りも多く、役も変わっていて、普段彼の素直さとかけ離れた役なのですごく難しかったと思うが、殻を打ち破って舞台でのびのびと演じ切ってくれた」と話した。
藤ヶ谷はまた、演じてみて気持ち良さを感じたといい「あれだけ女性にモテる役ですから(笑)」。共演の蓮佛美沙子は「立っているだけでセクシーだが、稽古で女性と絡むシーンではとてもうれしそうな顔をしていた」と報告した。
鶴見辰吾は、藤ヶ谷について「本当に真面目。真面目な人が正反対の役をやるとすごく良い」。自身のことを聞かれると「僕が彼(藤ヶ谷)の年の頃は、ドン・ジュアンだったよ」と告白すると、藤ヶ谷は「一番身近に参考にする人がいた!(笑)」と場を盛り上げた。
カンパニーも良い雰囲気で、みんなで「ちゃん」付けで呼ぼうと決めて、「太ちゃん」「蓮ちゃん」などと呼び合ったという。藤ヶ谷が先頭に立って、ごはんに誘ったりしたそうで、稽古打ち上げではスイカ割りもしたという。頼りになると言われた藤ヶ谷は「座長としては稽古打ち上げの店を決めたことと、スイカを用意したくらい、あとは支払いですかね(笑)」と照れた。
「新しいことにチャレンジしている。一緒に冒険していただき、チャレンジ、ラブ、を受け取っていただきたい」と、藤ヶ谷は意気込む。女性ファンには、「嫉妬するかもしれないけど、私もドン・ジュアンに抱かれたいと思われるように頑張ります。また抱かれる気持ちで観に来てほしい。エネルギーとパッションを受け取って」と呼びかけた。
9月18日まで同所で。10月1日から愛知公演がある。