オダギリジョー監督「劇場で観ないとこのよさは伝わらない」長編初監督作『ある船頭の話』に自信
一つひとつ確かめるように言葉を選ぶオダギリ
映画監督を目指してカリフォルニア州立大学に留学し、間違えて演劇コースを選択したことによって俳優の道へ進んだオダギリ。これまで監督業に乗り出さなかったのは「俳優の立場を利用する形で映画を撮るのはいいことではないと思った。ほかの映画監督からしたらおもしろくない話だろうし、本気で映画に向かっても俳優オダギリジョーが作ったといういくつものフィルターが入ってしまい、フェアな評価がいただけない気がしてこれだけ時間がかかってしまった」。
それでもあえて挑戦した理由を「健康診断を受けた時にあまりよくない結果が出まして。大げさですが残された自分の時間でなにをするべきかを考えた時に、本当は映画を撮りたかったのに変なプライドでやりたい気持ちを閉じ込めていたな、と。(そこで)『1本映画を作りたい』という思いが大きくなった」と吐露した。
それでもあえて挑戦した理由を「健康診断を受けた時にあまりよくない結果が出まして。大げさですが残された自分の時間でなにをするべきかを考えた時に、本当は映画を撮りたかったのに変なプライドでやりたい気持ちを閉じ込めていたな、と。(そこで)『1本映画を作りたい』という思いが大きくなった」と吐露した。