川尻達也「青木に激励されるようになるなんて俺も落ちたもんだ」【10・12 RIZIN.19】

周囲の「負け」ムードに「なめんなよ!」の川尻

「もし一人だけ戦えるなら B.J.ペンとやりたい」


 その翌日のONEに出場する青木真也がSNSなどで青木独特の言い回しでエールを送っているのだが「青木に激励されるようになるなんて俺も落ちたもんだ(笑)。相当なめられてるから、くそくらえって感じだけど、彼の存在が俺をまだ現役でいさせている部分は間違いなくある。ひねくれているし気持ち悪いし、わけが分からないけど、戦友だと思ってその言葉はポジティブに受け取りたい。死んでも生き残る。10月12日の勝利だけあれば次の日は病院のベットでも意識がなくてもいい。試合の15分間だけパトリッキーを上回っていれば後は何もいらない。そういう気持ちで闘う」とこちらも川尻なりの言い回しで応えた。

 今回のトーナメントは抽選で対戦が決まったのだが「条件は全員一緒。仕方ないといえば仕方ないが、不安はあったし抽選会当日のドキドキ感は半端なかった。決まってみれば実績も名前も世界的に見れば一番ある選手。32歳で一番脂が乗っている強い時期。俺はそういう星の元に生まれている。今までたくさんのファイターの一番強い時期に戦えている。今回もベラトールのトップファイターと一番脂の乗っている時に戦えるのは光栄」と話した。

 またこの日の練習はファンにも公開されてのもので、最後にファンのトーナメントでは誰と戦いたいか?という質問に「決勝に行きたいんで準決勝は弱い人とやりたい(笑)」と答え、「もし一人だけ戦えるなら B.J.ペンとやりたい。同世代で戦ってないトップファイターってB.J.ペンだけ。五味、青木、カルバン、宇野さん、魔裟斗、武田幸三、メレンデス、アルバレスと戦ってきた。あとは.J.ペンと戦えれば俺の格闘技キャリアは思い残すことはない」と続けた。

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