【インタビュー】川村壱馬×吉野北人 初対面で「何かを感じた」2人!

吉野北人(撮影・イシバシトシハル)

川村・吉野にとっての「強さ」とは


 本作は髙橋ヒロシによる不良漫画の金字塔「クローズ」「WORST」とのコラボが実現したスペシャルな1本。

川村「身近な世界観のようでいて、ファンタジーでもある。そのバランスの良さが『HiGH&LOW』の魅力じゃないかな、と。そんな世界観が、とてつもない規模感で繰り広げられる究極のショーというか、次元が違うエンターテインメントでもあると思うんですが、今回は髙橋ヒロシ先生が初めて映画脚本を書いてくださって、髙橋ヒロシワールドと『HiGH&LOW』が融合して、すごい化学反応が起きている。そこが大きな見どころですね」

吉野「本作でもアクションシーンが大きな見どころになってくると思うんですが、そこに“戦う理由”があるというのが大事な点かな、と思っています。僕も“司が戦う理由”を大事に、アクションにも感情を込めるということを意識して演じていました。それぞれが何のために戦うのかが描かれていてアクションからも伝わってくるので、その男臭さというか泥臭さが男に刺さりやすいと思うし、女性も胸が熱くなるドラマが描かれている。男女問わず楽しんでいただける映画になっていると思います」

 自らの強さを磨き“てっぺん”を目指す男たち。2人にとって強さとは?

吉野「僕が思う強さとは、人に対して優しくできること、思いやりを持てること、かな。僕自身、そういう人に魅力を感じます。自分のことしか考えられない人よりも、他人のことを思ってあげられる、気を配ってあげられる人に魅力を感じるんです。そういう人に回りはついていくし、自然と人が集まってくる。それが人間としての魅力、強さじゃないかな。僕もそういう強さが持てるようになりたいですし、メンバーの一人ひとりがもっと覚醒して、全員、自分が引っ張っていくという自覚を持ってやっていけばTHE RAMPAGEが“てっぺん”を取れる日がくると思います」

川村「僕にとって強さとは…弱さ、ですかね。自分の弱さを知っていること。そこから目を背けていては、成長はないし、自分自身と向き合うこともないと思う。自分の弱さを知れば、短所を改善できるかも知れないし、逆にそれを強さに変えることだってできるかもしれない。やっぱり、どんなことでも“知る”というのは大事だなと思います。例えば何か悔しいことがあったときに“自分はこんなはずじゃない”で終わってはいけないんですよね。“これが今の自分だ”と知って“じゃあ、それをどうするか”を考えないと。自分が今、クリアするべきことは何なのか、知るべきことを本当の意味で理解しているかどうか。それは自分自身の強さにつながると思うし、結果や成功につながっていくと思う。だからまず、自分の弱さを知ることが、強さを得るための一歩かな、と思っています」

 まずは本作で2人が放つ強い輝きに、一緒に胸を熱くすべし!

(TOKYO HEADLINE・秋吉布由子)
©2019「HiGH&LOW THE WORST」製作委員会 ©髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
©2019「HiGH&LOW THE WORST」製作委員会 ©髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
『HiGH&LOW THE WORST』
監督:久保茂昭 出演:川村壱馬 志尊淳/吉野北人 前田公輝/山田裕貴 他/2時間5分/松竹配給/10月4日(金)より全国公開 high-low.jp 
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