単独初主演作の舞台が幕開け!松本幸大「絶対に笑わせます」

売れないアングラ俳優役の石橋徹郎と売れないミュージカル俳優役の石垣佑磨(左から)

ベテラン俳優の石橋が「笑いだけじゃないドラマチックで感動的な物語になると思う」と太鼓判


 劇中、アドリブのパートがあり、松本に「そこはジャッキさん次第なんです」と振られた金田哲はゲネですべったこともあり「今日で怖くなっちゃった」とポツリ。

 また売れないアングラ俳優役の石橋徹郎は「この台本自体、キャラクターがバリエーションに飛んでいる。俳優の素材と物語の人物たちがうまくフィットして絡んでいくと、笑いだけじゃないドラマチックで感動的な物語になると思う。今回、稽古の中でいろいろな人柄の人とやることでそれを強く感じていて、今日のゲネプロをやったらその集中力がすごく高まって、稽古場では見られなかった景色が見えた。僕自身興奮しながらゲネプロをやっていた」などと文学座のベテラン俳優ならではの視点で作品について語った。

 最後は周囲に促された松本が「今日は初日じゃ~。遊びに来るんじゃよ~!」と即席の広島弁で挨拶。守は広島出身の設定で稽古の顔合わせの日に広島弁の指導を受けたのだが、いきなり振られたことからいまいちの出来になってしまい「広島の方が見に来てくれたら優しい気持ちで見てほしい」とお願い。改めて「イケテツさんの指導のもと7人のチームワークで皆さんを笑顔にします。絶対に笑わせます。絶対に見に来てください」と締めくくった。

 同作は14日まで博品館劇場で上演後、大阪、福岡、仙台でも上演される。
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