初優勝ジョコビッチ、セルビア国旗持つファンに「感謝したい」
対戦相手のジョン・ミルマンは「ジョコビッチ選手は世界一。あなたのテニス界に対するレガシーは歴史に残るものです」とジョコビッチをたたえた
白熱の決勝
試合は第1セットでリードし、勢いに乗ったジョコビッチが、相手を上下左右に振り、次々と得点を決める。「今日はサーブの調子がよく、効率的なプレーができた。ベースラインからのミスも減り、そのままリードを保つことができた」と試合を振り返る。対するミルマンもジョコビッチから5ゲームを奪う意地を見せ、両者のプレーには惜しみない拍手が送られた。
試合は第1セットでリードし、勢いに乗ったジョコビッチが、相手を上下左右に振り、次々と得点を決める。「今日はサーブの調子がよく、効率的なプレーができた。ベースラインからのミスも減り、そのままリードを保つことができた」と試合を振り返る。対するミルマンもジョコビッチから5ゲームを奪う意地を見せ、両者のプレーには惜しみない拍手が送られた。
セルビア国旗を掲げるファンの姿が数多く見られた
有明にはためくセルビア国旗
会場にはセルビア国旗を掲げるファンの姿もあった。試合後、ジョコビッチは「素晴らしいこと」と感慨深く語る。母国セルビアは、1990年代の独裁政権で国際社会から孤立し、一時、国連制裁でスポーツ交流を絶たれるなど、困窮を極めた過去を持つ。コソボ紛争の空爆下でも練習に励んだジョコビッチは「たくさんのセルビア国旗を見ることができた。個人競技ではありますが、私はセルビアの代表だと思っています。デビスカップやオリンピックと同様、普段のトーナメントでも代表だという責任感がある。セルビア国旗を掲げてくれた日本のファンの皆さんにも感謝したいです」と胸に響いた様子を語った。
会場にはセルビア国旗を掲げるファンの姿もあった。試合後、ジョコビッチは「素晴らしいこと」と感慨深く語る。母国セルビアは、1990年代の独裁政権で国際社会から孤立し、一時、国連制裁でスポーツ交流を絶たれるなど、困窮を極めた過去を持つ。コソボ紛争の空爆下でも練習に励んだジョコビッチは「たくさんのセルビア国旗を見ることができた。個人競技ではありますが、私はセルビアの代表だと思っています。デビスカップやオリンピックと同様、普段のトーナメントでも代表だという責任感がある。セルビア国旗を掲げてくれた日本のファンの皆さんにも感謝したいです」と胸に響いた様子を語った。
休む間も無く、次は上海マスターズへ
楽天オープン出場のため10日間日本に滞在したジョコビッチ。「トロフィーを獲れたことはもちろん、コートを離れたところでは、日本の皆さんのおもてなしが素晴らしかった。また来年戻ってきたいです」と充実した日々を語った。次は、中国・上海を舞台に、ロジャー・フェデラー(スイス)らとの対戦に挑む。
(取材・文 丸山裕理)
(取材・文 丸山裕理)