是枝裕和監督が世界的名優たちと生み出した新たな家族の物語『真実』

 昨年『万引き家族』でカンヌ国際映画祭最高賞パルムドールを受賞した是枝裕和監督の最新作。第76回ヴェネチア国際映画祭では、日本人監督初の快挙となるコンペティション部門オープニング作品に選出されるなど、国内外からも大きな注目が集まっている。構想8年を経て結実させた、自身初の国際共同製作作品。
©2019 3B-分福-MI MOVIES-FRANCE 3 CINEMA
 主演は『シェルブールの雨傘』『8人の女たち』の名女優カトリーヌ・ドヌーヴ。是枝監督とのタッグで、気まぐれで高慢だが憎めない国民的大女優ファビエンヌを体現してみせる。ファビエンヌとのわだかまりを抱える娘リュミール役には『ポンヌフの恋人』のジュリエット・ビノシュ。ドヌーヴとともに、誰もが共感せずにはいられない親子の葛藤を幾層もの感情で表現する。リュミールの夫ハンク役には『6才のボクが、大人になるまで。』のイーサン・ホーク。他、ファビエンヌと共演する女優役に『スイミング・プール』のリュディヴィーヌ・サニエ。『愛する者よ、列車に乗れ』のエリック・ゴーティエが撮影監督を務めている。

 女優として生きてきた母の自伝本出版をきっかけに“真実”をめぐってぶつかり合う母と娘がやがてたどり着く答えとは…。

STORY:国民的大女優ファビエンヌが自伝本『真実』を出版。アメリカで脚本家として活躍する娘のリュミール、テレビ俳優の娘婿ハンク、彼らの娘シャルロット、ファビエンヌの現在のパートナーと元夫、そして長年の秘書…お祝いと称して集まった家族の気がかりはただ1つ。「一体彼女はなにを綴ったのか?」。その自伝は、母娘の間の愛憎渦巻く「真実」をも露わにし…。

監督:是枝裕和 出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホーク、リュディヴィーヌ・サニエ他/1時間48分/ギャガ配給/TOHOシネマズ 日比谷他にて公開中 https://gaga.ne.jp/shinjitsu/