山崎育三郎が男祭! ロバート秋山とコント、龍玄としと……キス?



 ゲストのなかでも、客席を「キャーッ」とさせたのは、 龍玄とし(Toshl)だ。ステージ中央に設けられた階段上で、山崎が「アラジン」の名曲「ホール・ニュー・ワールド」を歌唱。ワンコーラスを終えたところで、ゆっくりと登場すると、楽曲を引き継いで歌い、最後は向き合って掛け合いをしながら、歌い上げた。

 アート分野にも活動を広げ、現在個展「マスカレイド・展」を展開中の龍玄とし。展覧会で公開されているプロジェクションマッピングに合わせて「マスカレイド」を歌い、会場を巨大なアート空間に変えてしまった。このパートは、山崎とのコラボレーションでミュージカル『エリザベート』の楽曲「闇が広がる」を披露してエンディング。死という概念を擬人化したキャラクターであるトートからルドルフ皇太子が死の接吻を受けるという演出に、会場はどよめいた。この日はまた、10日に誕生日を迎えた龍玄としにケーキのサプライズ。「すごーい!おいしそう!」「マスカレードになってるー」と、喜びを裏声で伝え続けた。



 言うまでもなく、山崎はソロパフォーマンスでも盛り上げた。先のステージの冒頭部分はもちろん、ラジオ番組内のリスナーから寄せられたメッセージに合わせて即興で弾き語りをするコーナーを、メドレーで再現。コーラス隊とともに、『エリザベート』の「キッチュ」「ミルク」、『モーツァルト!』の「影を逃れて」など、ミュージカルナンバーをエモーショナルに歌い上げ、一番後ろでサイリウムを振るオーディエンスまでくぎ付けにした。

 「THIS IS IKU」は、山崎育三郎が2017年5月か らパーソナリティを務めているニッポン放送「山崎育三郎の I AM 1936」 (毎週土曜日午後9時30分~午後10時)が送るスペシャルエンターテ インメントショー。昨年10月に初開催され、今回が第2弾だった。イベントの最後には、2020年秋に第3弾が行われることが告知された。詳細は自身の番組内にて、後日発表される予定。


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