ラグビー日本代表の田中「4年後はベスト4に」と後輩に夢託す
ラグビー日本代表の田中史朗
決勝は「南アフリカに勝ってほしいがイングランドが乗っている」
またイベント後の囲み取材で田中は「たくさんの方から“ありがとう”という言葉をいただいた。スポーツの素晴らしさを体感できたし、ラグビーを通じて子供たちに夢と希望を与えられた。これからもこういう活動に参加させていただいて、スポーツの素晴らしさを世界に届けたい」と話した。
今回の代表の躍進については「2011年からW杯に出場させていただいたが、以前は楽なほうに進んでいたような気がする。それが2015年ではエディーに言われてしんどいことをするようになった。今回は自分たちからしんどいことを求めていった。その中で、コーチからラグビーのエッセンスを加えてもらった感じ。技術もメンタルもすべてが変わった」と振り返る。そして4年後のフランスでのW杯については「ベスト4にいってもらいたい。次は海外なので、海外でも認めてもらえるようなプレーを全員ができればなと思う」と後輩たちにベスト4の夢を託した。
箕内氏も「南アフリカ戦が最後の試合になったが、選手にまだまだ満足していないという表情が見えた。まだまだ強くなると感じた。いつか日本がW杯を優勝する日が来るのではないかと感じた」と今後の日本代表の活躍に期待を寄せた。
11月2日に行われる決勝の「イングランドvs南アフリカ」戦について、田中は「南アフリカの選手がいるんで…(笑)。南アフリカには勝ってほしいんですが、準決勝の感じを見ればイングランドが乗っているのかなと。でも互いに地力はあるので競った戦いになると思う」と予想。箕内氏は「イングランドが一枚上かもしれないが、決勝戦はタイトな戦いになる。南アフリカのフィジカル、セットプレー、ディフェンスがイングランドを上回れば十分勝機があると思う」などと話した。