ラグビーW杯で南アフリカが3大会ぶり3回目の優勝

決勝でトライを決めた南アのマピンピ(写真:ロイター/アフロ)
 2007年大会で2度目の優勝に貢献したのは、そのシーンに刺激を受けた黒人WTBのハバナ氏。ハバナ氏が「黒人の主将が母国に優勝杯を持ち帰れたら素晴らしい」と期待する中、コリシが大役を務めきった。

 一方、イングランドは2007年大会決勝で2連覇を阻まれた南アフリカに力負け。前回の2015年大会で日本代表を率いたジョーンズ監督は「好機をものにできなかった。なぜうまくいかなかったかは分からない」と肩を落とした。準決勝では3連覇を狙ったニュージーランドの多彩な攻撃を鉄壁の防御でねじ伏せたが、この日は南アフリカのパワーに手を焼き、スクラムで圧倒され、終盤には立て続けにトライを許して突き放された。
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