佐々木洵樹が晃貴破りバンタム級王座獲得【11・8 K-1 KRUSH】

佐々木の右ストレートがヒット(撮影・小林郁人)

2Rに左ストレートでダウン奪う


 2Rには晃貴の前蹴りをかわしての左ストレートで先制のダウンを奪う。

 晃貴はローをはじめとしたキックで反撃するも、佐々木の強烈なパンチの前に劣勢は否めず。

 3Rには晃貴のローで佐々木がバランスを崩す場面もあったが、佐々木は焦らず晃貴のラッシュをしのぐとその後も攻勢に出て、最後までパンチを出し続けた。

 2Rのダウンがものをいい、ジャッジは30-28、30-28、29-28の3-0で佐々木を支持した。

 佐々木は試合後のマイクで「格闘技を始めて17年、プロとしても十何年、ベルトっていうものを獲ったことなかったので、いろんなものがこみ上げて泣いちゃいました。ボクシング時代から応援してくれた皆様、今応援してくれている皆様、仲間、家族、息子が生まれて小さくて、ボクシングを辞めてどうなっていくか分からなかったので、こうやって形になって良かった。古川会長には明日から反省会があると思いますけど、今は本当に喜びたいと思います。本当にありがとうございます」とベルト獲得の喜びをにじませた。