【インタビュー】町田啓太「やり切った!」好きが詰まった初めての写真集発売



ーー撮影した場所のなかで思い入れが強いところはどこになりますか?

……全部そうなんですけど、強いて言えば、駄菓子屋さん。地元に住んでいたら全員がお世話になっている駄菓子屋さんで、あそこでお菓子を買うのが生活の一部でした。行ったらおじちゃんやおばちゃんも元気で、「こんなに小っちゃかったのに!」って、俺のことも覚えていただいていたのがすごいうれしかったですね。俺ってでかくなったな、育ててもらったんだなあって思いました。子どものころにあった場所ってなくなっちゃったりもするけど、今もあることって素晴らしいなあって思いますね。

ーーそういえば、地元にお帰りになるときは今も電車で帰られるとか。

帰りますよ! 写真集ではご協力いただいて、いつも使っている電車のなかでも撮影しています。

ーー改めて、初めての写真集に手ごたえは?

 まったくないです。まだ手に取っていただく皆さんからの反応を聞けてないですしね。自分がこういうテイストが好きだとか、こういう感覚でいることを詰め込んだつもりでいるので、できる限りやったなという感じでいます。



ーーさて、今年も残すところあと1カ月と少しです。2019年はどんな年でしたか?

学びの年だったと思います。自分でそういう年にしようと思ったのもあるんですけど。自分自身のことだったり、いろんな情報を自分の中に入れて考えたり、分析したりすることが多かったです。作品も時代劇をやらせてもらったりして、時代劇はかつらがすごく似合っているとおっしゃっていただきますし(笑)、どんどん挑戦したいなと思いました。好きなことが認められたということもあるので、本当にありがたいなと思います。

ーー2020年は、LDH PERFECT YEAR。劇団EXILEとして9人全員が揃ってのプロデュース公演『勇者のために鐘は鳴る』も控えています。

 舞台は7年ぶりで久々なので頑張らないといけないなと思っています。舞台は生もの、見てくださる方が目の前にいて、できるってことはうれしいことですし、それが魅力で、怖さでもあります。すごく学べるんだろうなって思っています。怖いですけど、楽しんでもらえるように頑張りたいです。メンバーもいますし、助けてもらいながら、刺激しあいながら、しっかり集中していきたいと思います。

(聞き手、TOKYO HEADLINE・酒井紫野)
町田啓太『BASIC』(撮影・彦坂栄治)は光文社より11月20日発売。2700円+税。
まちだ・けいた…1990年7月4日生まれ。群馬県出身。劇団EXILEのメンバー。2010年の第3回劇団EXILEオーディションで合格、同年12月に舞台『ろくでなしBLUES』で俳優としての活動をスタートした。出演作にNHK連続テレビ小説『花子とアン』(2014年)、『美女と男子』(2015)、『中学聖日記』(2018)、『HiGH&LOW』シリーズ、『PRINCE OF LEGEND』シリーズなど。2020年1月には、劇団EXILEの初のプロデュース公演『勇者のために鐘は鳴る』が控える。映画『前田建設ファンタジー営業部』も公開予定。初の写真集
『BASIC』(撮影・彦坂栄治)が光文社より11月20日発売。


■町田啓太1st写真集「BASIC」公式アカウント:https://twitter.com/basic_machida
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