ラグビーW杯日本代表の田村が今後について「そっとしておいて」

後輩の笠原ゴーフォワード(右)には厳しいツッコミを入れた田村

「真剣にやっているのはラグビーだけ。私生活は妥協の嵐」


 そして学生たちに緊張の乗り越え方として「しっかり準備すること。そうすれば緊張はなくなる。そのうえで好きなことを100%楽しめばいい。言い訳の材料を減らしていくというか、逃げ道を自分で消すしかない」などとアドバイス。

 これに笠原が「学生時代はこんなにしっかりしていなかった」と突っ込むと「うるせえよ!」と笑顔で一喝。

 しかし笠原は「もっと適当だった。日本代表に入って変わったと思う。こんな“準備をしてから”とか言う人ではなかった」と続けた。そして「ラグビー部は各学年1人ずつで一つの部屋。僕の同期の奴とウイニングイレブンというサッカーゲームをやって負けたときに怒って1週間くらいそいつと口をきかなかった」と大学時代の数少ない公表できるレベルのエピソードを話すと田村は「お前、喋るのが下手」ときつ~いツッコミ。そして「僕が真剣にやっているのはラグビーだけ。それ以外はめちゃくちゃルーズですし、私生活は妥協の嵐。時間も全然間に合わない。きょうも遅刻ですし。特に何のこだわりもなく、僕の好きなタイミングですべて生活している」と究極のマイウェイぶりを自ら告白した。

 また夢をかなえるために自らが行ったこととして「大きい目標を立てて、それを達成するための中くらいの目標、小さい目標を立てて、それをちょっとずつクリアしていく」といった方法を紹介。そして「大きいステップアップはない。積み重ねていくしかない」と日々の努力の大事さを学生たちに伝えた。