【インタビュー】小林直己 Netflix映画『アースクエイクバード』


 原作ではほとんどセリフのない禎司だが映画では、ときに魅惑的に、ときに謎めく言葉の数々でルーシーと観客を物語へと引き込んでいく、さらに存在感のある役となっている。

「撮影に入る前、ウォッシュとランチをしながら話しているときに“直己のバックグラウンドはどんな感じなの”と聞かれて、今までどんな思いでダンスをやってきたか、そしてどんな思いで俳優をやっているかといったことを話したんですが、そのときに僕から出た言葉をいくつか、禎司の言葉として使ってくれているんです。監督も、僕と禎司のリンクを感じてくれたことがすごくうれしかったし、僕もまた監督の視点を通して改めて役や物語への理解を深めることができました」