【インタビュー】小林直己 Netflix映画『アースクエイクバード』
国際的にも高い評価を得ている女優アリシア・ヴィキャンデルとの息の合った演技も見事。
「アリシアは言うまでもなくすばらしい女優さんですし、現場でもリードアクターとして作品作りを引っ張ってくれました。普段は自然体で気さくな方なんですが、スイッチが入ると瞬時に変わる。その変わりようが本当にすごくて。そばで見ていて、役者として大変勉強になりましたし、その集中力が欲しい!と思いました(笑)。外国での、3カ月もの撮影期間中ずっとその集中力を保っていられるってすごいことだと思います。しかも今回、アリシアは日本語のセリフも多くて中には2分以上のモノローグがあったり、チェロの演奏シーンがあったりもする。表現力に加え、そういった技術的なことも完璧にこなしてしまう。これほどの役者はハリウッドでもそうはいない、とウォッシュも言っていました。2人のシーンでは、現場でやりながらどんどんセリフが変わっていったり、ディープなシーンもありましたけど、役としても人としても、アリシアとは信頼し合えた感覚があります。期間中は、一緒に食事に行くこともありました。もともとアリシアは日本に何度も来ていて東京にも行きつけのバーがあるくらいなんです。僕もそこに連れて行ってもらいました。普通は逆だろう、と思いますが(笑)」