監督が語る「ひつじのショーン」いたずら心に込めたもの

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 撮影のある日のベチャー監督の1日とは?

「朝8時にはスタジオに着いて、まず(共同監督の)リチャードと一緒に確認事項や打ち合わせを1時間ほどする。スタジオに入ると120人ほどのスタッフたちと、それぞれ分担しながら作業をするので、毎日最初にシークエンスの確認が必要なんだ。その後、9時くらいから、各セットで行われている撮影を見て回る。1日10キロくらい歩くよ(笑)。撮影したシークエンスが入ってくると、スタジオの試写室でそれを確認する。撮影自体は夕方5時ごろには終了するんだけど、僕らはそこから編集室に入って、夜10時くらいまで作業。深夜近くに家に戻るけど、ベッドに入った後も夢に出てくるよ(笑)。今回はVFXも多く、アビーロードでの音楽収録なども行ったので、ポスプロ段階での作業も多かった。“やることリスト”の一番最後の項目にチェックしたときは、リチャードと2人で「終わったね…」って感じだったよ(笑)」


 最後に、日本のファンに本作に隠されたトリビアを。

「実は僕とリチャードも映画にカメオ出演しているんだ。2匹のカタツムリ役だよ。身長が高いほうが僕。草を食べて吐き出しているのがリチャードだよ(笑)」
『映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!』
監督:リチャード・フェラン、ウィル・ベチャー/東北新社、STAR CHANNEL MOVIES配給/12月13日(金)より全国公開 https://www.aardman-jp.com/shaun/ 
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