シェルバコワの情熱【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
撮影/文章:長田洋平 (2019年12月8日 フィギュアスケート グランプリファイナル)
今シーズンのグランプリシリーズを席巻したロシア三人娘。

その一角のシェルバコワは、正確なジャンプと柔軟性を活かした優雅な演技で今大会も2位に食い込んだ。

この写真はエキシビションでの演技。

足を垂直に上げたスパイラルがまっすぐ向かってくる。
ショートプログラム・フリーとは印象の異なる挑戦的な目線がカメラにピタリと収まる。

可憐な容姿のオールラウンダーが魅せた情熱的な瞬間だ。

■カメラマンプロフィル
撮影:長田洋平
1986年、東京出身。かに座。
早稲田大学教育学部卒業後、アフロ入社。
2012年ロンドンパラリンピック以降、国内外のスポーツ報道の現場を駆け回っている。
最近では平昌オリンピック、ロシアW杯を取材。
今年の目標は英語習得とボルダリング5級。

アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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