【FRONT LINE】”今”のトレンドが詰まったストリートブランド「MAHAGRID」

世界中どこでもファッション&ビューティにみんなが夢中。今はインスタで地球の裏側のトレンドだって、1タップでチェックできるけど、やっぱり現地で自分の肌で感じるものこそが本物の最先端、トレンド!【FRONT LINE】は、モデル、DJ、コラムニストとしても活躍する、一木美里が現地に飛び、最前線をリポート。世界からファッション&ビューティのリアルなトレンドを発信します。 今回はK-POP、K-Beautyと世界から注目を集める韓国の最前線をリポート!

今回は知る人ぞ知る、韓国ファッションのトレンド「MAHAGRID」のプロジェクトマネージャーSEO JIN WON さんにお話を聞いてきました。


ーー「MAHAGRID」の名前の由来やコンセプトについて聞かせてください。

「MAHAGRID」は、 インドネシア語の「Maha」と英語の「Grid」の2つのワードを合わせた「偉大な里程標」という意味があります。アメリカのサブカルチャーに起因して成長したストリートカルチャーの歴史を1つのマイルストーンとし、ストリートブランドのマニアチックな傾向をより簡単に大衆的にアクセスできるように提案しています。

ーーブランドのはじまりについて教えてください。

 韓国のファッションシーンは、トレンドに対して非常に流動的で敏感です。昨日のトレンドが寝て起きたらもう必要とされない、そんなことが常に繰り返されてきました。良く言えば変化を受容するのが速いということですが、悪く言えば、あまりにも軽いということになります。このような市場の雰囲気の中で、多くのストリートブランドが成長し淘汰されたりして、ストリートカルチャー、ファッションシーンは、約10年の間継続的に成長してきました。しかし、その10年という時間を勝ち抜いたブランドは多くありません。

 MAHAGRIDの創業者はそのような姿を見て経験しながら、ストリートブランドの本場であるアメリカのステューシー、シュプリームのように30ー40年を継続することができるブランドを作ろうと思ったそうです。それがブランドが始まるきっかけになったと聞いています。


ーーブランドを展開していく中で、一番大変だったことはなんですか。

 先ほども少し話しましたが、持続性を持つストリートブランドとしての方向性です。ステューシーは、1980年にショーン・ステューシーが始めて、今まで約40年間続いています。これだけ続いているのは、サーフボードやスケートボードといったカルチャーが定着している、アメリカの巨大なサブカルチャーが根幹にあると考えられます。……韓国にはまだ、そのような環境が完成していません。持続可能なブランドを営むためには、根性でどうにかするというのを超えて、ファッション市場とある程度の大衆性のための妥協をしなければならなかったのです。

ーー環境や市場に合わせていったのですね。

 はい。しかしそのような妥協が、時間が経つにつれて、むしろ独特な形で再現されて、「MAHAGRID」がより明確な方向性を持つようになれたきっかけとなったと思います。


ーープロモーション展開でのこだわりのポイントはありますか。

大きく2つあります。「デザイン」と「価格」です。 「MAHAGRID」は、売れるデザインを追求しています。 消費者が私たちの製品を購入してくれるのは、私たちの製品について消費者が共感してくれたということ。ファッションの分野で売れていないデザインは、消費者がそのデザインに共感をしていなかったからだと思います。

ーーそうですね、私も素敵だなと思ったデザインのお洋服を購入します。

私たちは、単純に売上という要素を越えて、消費者と共感できるデザインを大事に考えています。それをより多くの人々と共感したいという思いがあるんです。そのためには、人々が私たちのブランドにアクセスすることにおいて、高価格は障害だと思うのです。価格というのは、極めて現実的な要素。「MAHAGRID」は、消費者に私たちと共感することについて悩んでほしくない。私たちのデザインを心配しないで、もう少し多くの人に楽しんでほしい。ですから、私たちは、合理的な価格に価値を置いています。


ーー最近の人気のアイテムと、その理由を教えてください。

Origin logo crewneckというスウェットですね。ベーシックなブランドロゴ類は人気がありますが、最近、バックプリントデザインもトレンド。Origin logo crewneckはその2つの要素を持っています。

ーーSEO JIN WON さんはどのようなものからインスピレーションを受けていますか。

「MAHAGRID」はそもそもストリートを基盤としているブランドなので、今も映画や音楽などもそういったストリートの雰囲気のものからインスピレーションを受けています。最近は展示会や写真集なども見て、それを参考にデザインをしていますね。



ーー今後の韓国ファッションはどう変化していくと思いますか。

あまりにもトレンドに敏感な市場を持っているので、今後も多彩なトレンドが素早く出現して、いろいろ共存すると思います。ブランドを運営する立場では、さまざまな経験ができますし、急速に発展できるきっかけになると思います。

ーー最後にSEO JIN WON さんにとって「MAHAGRID」はどんな存在ですか?

簡単に話すと「楽しみ」です。アイデアを出して、それを具体化し、人々に披露するまでの過程がすべて楽しい。

ーーありがとうございました!
「MAHAGRID」とは…

インドネシア語の「Maha」と英語の「Grid」、この二つのワードをブレンディングして「偉大な里程標」という意味を表現。
都市の生活の中で「楽しむことができる」「価値のある」ライフスタイルウェアを提案。

【Instagram】 @mahagrid

MAHAGRIDが気になった方はMORUGI(モルジ)へ!
【MORUGI】
”あたたがまだ知らない韓国ファッションを楽しんでほしい”
韓国の様々なファッションアイテムを購入できる場であり、旬のトレンドや情報が楽しめるキュレーション型ECサイト

ECサイト: https://morugi.com 
Instagram : @morugi_officlal (https://www.instagram.com/morugi_official/ )

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