千葉県白井市とキャンピングカー大手が防災協定。「動く避難所」目指す

締結式で挨拶する笠井喜久雄白井市長
笠井喜久雄白井市長は「千葉県内では、これからも台風による災害が起こる可能性があり、また、首都直下型の地震が起こる可能性もあります。避難所が開設した際には、快適な空間を提供するのはなかなか難しいこと。キャンピングカーを活用できることはありがたいことです」と期待を寄せた。

また、CCKKの頼定誠社長は「キャンピングカーというと、レジャーなどをイメージする方が多いかもしれませんが、災害対策の車としても使っていただきたい。我々はキャンピングカーを「動く避難所」と考えています。避難弱者の方々の支援ができれば」と挨拶した。

災害時の利用としては今後、重傷者の救護室や医療従事者の避難所循環車両、ボランティアの休憩室などとして活用される予定だという。
公開されたキャンピングカー。太陽光発電および蓄電機能を備える
最大7名まで就寝できるベッド、エンジンを切っても暖が取れるFFヒーターが完備されている
インバータースイッチ、コンセント、DCソケット、USBソケットなどが配置され、スマートフォン10台を7〜10回フル充電することが可能。災害時には電力源としての役割も期待される
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