加藤虎於奈が木村“フィリップ”ミノルへの挑戦をアピール【12・15 K-1 KRUSH】

最後は加藤が牧平を倒しきった(撮影・小林郁人)

「99.99%倒される自信しかない。残りの0.01%を試合までに30%にすれば奇跡は起きる」


 加藤は試合後のマイクで「1R、まさか倒れると思わなかったっす。牧平選手が強かったので、面白かったです。次の試合、兄ちゃんがやるんですけど、弟がこんな感じで勝ったんで兄ちゃんもやってくれるでしょう。元チャンピオンに勝ったので、次、化け物ですけど木村選手、タイトルマッチお願いします」と木村の持つ王座への挑戦をアピールした。

 加藤は試合後の会見で「蹴りはアドレナリンで大丈夫だったんですけど、パンチをタイミング悪くもらっちゃった。効いてはなかったのですぐに立ち上がって2Rで逆転できたのは良かった。1回ダウンをもらって楽しくなった。あせりはなかった。ここから絶対に盛り返してやろうと思った」などと試合を振り返った。

 木村への挑戦表明については「ミノルさんもずっとK-1で試合しているので、そろそろKRUSHに戻ってきてもらって。そこで俺がタイトルを取って、K-1一本に専念してもらいたい」と強気な台詞を口にしつつも「99.99%倒される自信しかないですけど、その0.01%を大きくできるように、練習していって、試合当日はそれが30%あれば、奇跡は起きるのかなと思っています」と独特の言い回しで意欲を見せた。

 この日は兄のレオナ・ぺタスもメインでスーパー・フェザー級王座を防衛。加藤は今後の目標として「まずKRUSHのベルトを取って兄ちゃんに並んで、K-1にケンカを売りにいきたい」と話した。