RIZINマッチメーカーの柏木氏が朝倉海について「まだ分からない」と意味深発言【髙田横粂の世相談義】

髙田の一押しは白鳥大珠vs大雅

海vsケイプ戦をマッチメイカーならではの視点で解説


 髙田は白鳥大珠vs大雅に注目。「前回、大阪で会場に火をつけたのがこのカード。我々も胸が熱くなった。大雅選手はこの試合が決まって、次の試合は1Rではなく、4R目だと言った。その心意気を買いたい」と期待をかけると柏木氏は「大雅選手は前回の試合はリーチ差と体格差があって、距離をつかむまで時間がかかった。なかなか懐に入れないまま試合が進んで3Rになってやっと距離がつかめた。それで白鳥選手も熱くなって応戦して、ああいう試合になった。それで両者が何を学んだか」などと補足した。

 メインの朝倉海vsマネル・ケイプ戦については柏木氏は「堀口選手がケガをしてしまってからいろいろな動きがあってここに落ち着いた。見どころがあって、勝負論のある試合。1回目の対戦は接戦で、いい試合だった。両者が攻めて目まぐるしい攻防の動きが止まらない試合。試合後に判定についてケイプ選手に説明するのが大変だった」と話す。そして「今年の朝倉選手の活躍がすごすぎて、みんなは朝倉選手が勝つと思っていると思うが、今年の2試合を見るとケイプ選手のほうが目に見えて成長していると感じている。全体的に成長しているが、特にボクシング力とフットワーク」と話す一方で、海については「今年は2分くらいしか試合をしていない。どれだけ伸びているかを見せる前に終わっている。すごい伸びているのか、そうではないかは想像するしかない。憂流迦選手相手に1Rは何もさせないで、最後にあの形で勝ったのなら“すごいな”となるが、僕らは試合を見て評価をするしかないので、まだ何を持っているかは分からない」などと独特の視点での評価を明かした。