KANAがヨセフィンとの延長の死闘の末、初代女王に輝く【12・28 K-1名古屋】
延長ラウンドでKANAの前蹴りがクリーンヒット(撮影・小林郁人)
大会アンバサダーの安藤美姫(左)もKANAを祝福(撮影・小林郁人)
延長ラウンドも一進一退。判定も2-1と割れる
延長ラウンドはヨセフィンが飛び蹴りからのワンツーで先制するが、KANAも反撃。徐々に盛り返すKANAだったが、ヨセフィンも応戦。最後はパンチを連打するKANAにヨセフィンもヒザを乱れ打ち。ここでも互いに倒すことができず、あっという間に終了のゴング。
判定はともに1票ずつ入った後、最後の一人がKANAを支持。KANAがベルトへの執念でわずかにヨセフィンを振り切った。
KANAは試合後のマイクで「こんにちは、KANAです。今日はたくさんの応援ありがとうございました。本当に精神的に結構キツくて、自分がベルトを獲らないとK-1女子が終わっちゃうし、優勝しないと来年も名古屋で大会ができないと思って、必死で頑張りました。このトーナメントに出場してくれた選手、毎日指導してくださったみなさん、本当にありがとうございました。このベルトを巻いてリングを降りると応援してくれた人たちと約束して、このリングを降りることができます。本当にありがとうございます。このK-1女子の舞台にたくさんの女子の選手が目指してほしいと思います。それを自分が先頭になって覚悟を持ってやっていきます」と女子の第一人者としての覚悟を示した。そして武尊ばりの「K-1、最高!」で締めくくった。