【インタビュー】劇団EXILE、メンバー総出演で『勇者のために鐘は鳴る』! 過去イチキャラが濃い舞台

SWAY
 9人で作品の総仕上げにかかる。初日となる24日まであと少しだ。見どころは全部だと答えられたが、あえて聞いてみると……。

「ガヤガヤワチャワチャ何をやっているんだろうという見方をする方もいるかもしれないですが、そこにはちゃんと理由が、ストーリーがあって。バカをやってるけど物語があるじゃん!って思ってもらえると思うんだよなー」と八木。

 鈴木は「今まで見せたことがないエンターテインメントの形を見せていけると思います。来て下さる方は相当楽しんでいただけると思います」とニヤリ。

 小野塚は「今の劇団EXILEができる全力プレーを見てもらいたいですね。今できる、全力の9人の姿、ストレートな思いを見てもらいたい」と話した。

 この舞台は劇団EXILEの新たな一歩。秋山は「第2弾、第3弾っていうのもあるかもしれないですが、個々の活動があるのが大前提ですから、それにあったやり方でいいと思うんです。例えば、プロジェクトが別れて、このメンバーがやる劇団EXILEのプロジェクト、というように、いろいろあっていい。それで、劇団EXILEのことを多くの人に知ってもらえればと思います」という。

 ここから劇団EXILEの活動はさらに広がっていきそうだ。

熱さは想像以上! 劇団EXILEの稽古場に行ってきた!

 街がクリスマスのイルミネーションでキラキラ輝くころ、劇団EXILEのメンバーが稽古に入ったと知り、都内の稽古場を訪れた。個人活動も活発で、なかなか全員が顔を揃えることはレアとは聞いていたものの、この日はその貴重な1日!9人全員が揃っていた。

 重い扉を開けて稽古場に入ると、メンバーは思い思いの方法でウオームアップ中。床に仰向けになって体を動かしながら声を出していたのは鈴木、他にもストレッチをしたり、台本と向き合ったり。

「それじゃあ、始めようか」という声で全員が向き合ったのは日々更新を続けている台本。円になって座り、本読みを始めた。どうやら、闘いのシーン。お互いに指示を出したり、檄を飛ばしたり……。メンバーは表情や手振りを加え、時には顔を曇らせて、セリフを読み進め、どんどんエモーショナルになっていく。これが劇場だったら、どれだけ心を動かされるのか。

 この日はこのまま台本読みかと思っていたところ、スタッフに「良かったですね」と声をかけられた。メンバーが何やら武器を身に着け、確認を始めた。アクションシーンの練習なのか佐藤はひとり刀を八の字に回し続け、町田は刀を抜く動作を繰り返す。小野塚と八木、小澤は3人で動きを確認。SWAYも刀を下げて稽古場を動き回る。青柳と秋山はそんなメンバーを見守りつつ、自分も準備を整えているという雰囲気で、みなが「あ・うん」の呼吸で動いているように見えた。

 休憩中、はたから見ている限りでは完全に休憩はしていないように見えた。外に出たメンバーが「全然(セリフが)入ってないや」「早く覚えたい」と、読み合わせを始めているのが聞こえてきた。

 それを聞きながら、秋山が「誰かがセリフを口にすると、自然発生的に読み合わせが始まる」という話をしていたのを思い出した。ただ稽古場にいただけだったが、劇団EXILEをさらに理解できた取材だった。
劇団EXILE『勇者のために鐘は鳴る』

●東京公演 
1月24日(金)〜2月2日(日) TBS 赤坂ACTシアター
●大阪公演 
2月13日(木)〜2月16日(日) 梅田芸術劇場メインホール

最新情報は劇団EXILE 公式サイトから … https://m.tribe-m.jp/artist/index/26
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