2020年最大のビッグイベント! まだなんかありますか? 東京オリンピック

2019年7月13日、日本選手の中で最初に五輪代表を決めた水泳・飛び込みの坂井丞(左)と寺内健(右)(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
 その後、招致活動が始まるが、前回の招致活動中も問題となった「招致への支持率」がやはりいまいち上がらず。そんななか2012年10月には旗振り役だった石原氏が突如、都知事を辞任。筆頭副知事だった猪瀬直樹氏が知事職代理として職務を引き継ぎ、猪瀬氏は12月に行われた都知事選で当選し、石原氏の後任として招致委員会の会長に就任。2013年9月の投票でマドリードとイスタンブールを破り、招致に成功した。

 ちなみに石原氏は12月に行われた衆議院議員選挙で国政に復帰した…。

 2020年の東京開催に大きく尽力した猪瀬氏だったが 医療法人徳洲会グループからの資金提供問題の責任を取り、12月に辞職。翌年2月に行われた都知事選で舛添要一氏が当選したものの、都知事の空白期間に発足した組織委員会には招致に大きく貢献した水野正人氏などの名前はなかった。

 その後、新国立競技場の建設費問題ですったもんだがあったと思えば、昨年夏に行われたテスト大会で東京・お台場海浜公園のスイムコースの水質が問題になるなど大小取り混ぜ問題が続出。

 フランス捜査当局から東京五輪招致をめぐる贈収賄容疑がかけられた竹田恆和JOC会長が昨年3月に辞任するという出来事もあった。

 そろそろ打ち止めかと思いきや、昨年10月にはIOCの強権発動でマラソンと競歩の会場が東京から札幌に変更になった。