世界初の“2度目のパラリンピック” 東京パラはここに注目!
開催地として世界で初めて2度目のパラリンピックを迎える東京2020大会。1964年の東京大会ではメダル10個に留まった日本選手団だが、前回リオ大会では24個と、着実に競技力の向上に取り組んできた。だが、パラリンピックの注目はそれだけじゃない。実は日本のパラリンピック界はすごかった! 今回はメダル獲得への期待が高まる注目競技のほか、パラならではの見どころをピックアップ。
2大会ぶりの王座奪還をねらう国枝慎吾(写真:上岸卓史)
金メダル大本命!王座奪還狙う車いすテニス
パラリンピック競技で知っている人も多い「車いすテニス」。その認知度に高く貢献しているのが、テニス4大大会のグランドスラム男子世界歴代最多王・国枝慎吾だ。長く車いすテニス界を牽引してきた国枝は、今回もアテネ大会から5大会連続のパラリンピック出場を日本最速で決めた。前回リオ大会では、北京、ロンドンに続くシングルス3連覇を逃しており、東京大会で2大会ぶりの王座奪還を狙う。「チェアワーク」と呼ばれる車いす操作の巧みさや、多彩なストローク、迫力のスマッシュは必見。改修された有明コロシアムでの金メダルに期待だ。