【インタビュー】瀬戸利樹 遅刻したら、スマホを使かったら…自殺催眠発動! 映画『シグナル100』

 突如として、自殺暗示催眠をかけられた36人の高校生たち。自殺催眠発動のシグナルは「遅刻をする」「スマホを使う」「涙を流す」…全部で100のシグナルを避けながら、彼らは生き残ることができるのか? 宮月新・近藤しぐれによる同名ベストセラーコミックを実写化。デスゲームに突き落とされた高校生たちを演じるのは、ヒロイン・橋本環奈を筆頭に、ネクストブレイク必至の若手実力派俳優たち。ドラマ「偽装不倫」で主人公の姉の不倫相手を演じ、注目を集めた瀬戸利樹が、ミステリアスなイケメン高校生・和田役で、美しくもダークな存在感で魅せる!
瀬戸利樹(撮影・高畠翼)
「楽しいというと語弊があるかもしれませんが、やりがいのある役どころでした」と振り返る瀬戸利樹。「特に序盤から中盤は、他の生徒に対する優越感、有利さを感じられるので役どころとしての愉快さもありましたね(笑)」。

 瀬戸が本作で演じたのは、常にクラスメイトたちから一歩距離を置いているクールな高校生・和田。何を考えているのか誰にも本心を明かさない人物だ。

「和田は心の中の一部分に小さな狂気を宿している人物。同時にある意味、一番人間らしさを持っている人物じゃないかなとも思うんです。死に直面する状況の中で、和田の立場に置かれたら誰もがああいう行動を取りうるんじゃないか、と、脚本を読んでいくうちに、和田の気持ちを理解できてしまっている自分がいました。同情というか共感というか、もしかしたら、自分が和田を演じたからというのもあるのかもしれませんけど」
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