「e日本シリーズ」は巨人がロッテを破り初の日本一【eBASEBALL プロリーグ】
第2試合の解説を務めた真中氏(左)と斉藤氏
真中氏と斉藤氏がそろって8回のロッテ下山のプレーに感嘆
第2試合の解説を務めた真中満氏(「eBASEBALL プロリーグ」応援監督)は「結果的には巨人の2連勝だったが、終盤の同点に追いつくシーンとか、緊張感があって、いい試合展開。盛り上がったという印象」、ともに解説を務めた斉藤和巳氏は「紙一重だったと思う。第2戦の8回に同点になったところで、逆転してロッテが勝っていれば、3戦目はどういう流れになるか分からなかった。個人的にはすごく楽しませてもらった」と試合を振り返った。
真中氏は印象に残った選手としてロッテの下山を挙げ「土壇場の送りバントにはしびれた。ランナーも替えてタイムリーを打って同点。実戦の監督さながらの采配で素晴らしかった」と言えば、斉藤氏も「僕もあそこの場面でよく思い切ったなと思った。勝負に出て、成功した。ゲームなんですけど、野球を見ているという感覚になった」と下山の8回のプレーは2人のプロをうならせたよう。
2年目のシーズンについて真中氏は「去年も盛り上がったが、会場に足を運んでくれたお客さん側の雰囲気というか、一緒にプレイヤーと一喜一憂して盛り上がっている雰囲気がいいなと感じた。もっといろいろな人に会場に来てもらって見てもらえればと思う」と総括。
表彰式で日本野球機構(NPB)の斉藤惇コミッショナーが2020年も開催することを宣言したのだが、真中氏は「今年同様に盛り上がればいい。何より、今日のコミッショナーの一言で選手全員の目の色が変わった。来年への意気込みを感じた。ぜひ来年もみんなが参加して盛り上がればと思う」などと話した。
今後のeBASEBALLについては真中氏は「各球団が、ファン感謝デーに選手たちを呼んで紹介するとか、キャンプでお披露目するとかということをすれば現場の選手たちもeBASEBALLのことが分かるし、ファンにも伝えやすいのかと思う。今後そういったことをやっていければと思う」、斉藤氏は「野球人としてはありがたい試み。子供から大人までゲームをやっている人口は多い。違う角度からファンを広めていくのは面白いと思う。ありがたい」などと話した。