朝倉未来「那須川天心vsメイウェザーのようなメガファイトをやりたい」【2・22 RIZIN.21】

重い右ストレートを海の持つミットに打ち込む

早すぎたら早すぎたで文句を言われる。理想は2R終盤にKO


 朝倉といえば相手の分析に定評があるところなのだが、今回も「去年10月頃の試合を見て、結構気持ちが強くてタフな印象。でも、俺の相手じゃないかな?と思うパンチでした」と分析。

 この「俺の相手じゃない」ということについては「テイクダウンは取られないし、打撃は僕のほうが強いかな。ただ今回の相手も1回しかKOされていないようなので打たれ強い。今回は倒し切れるかが課題になってくるのかなと思います。(倒すのが)早すぎたら早すぎたで文句を言われるし、絶妙な感じでやりたいとは思っているんですけど、真剣勝負なので調整するのは難しいですが、判定にするつもりはない。すごい激しい試合をしたいと思ってます。リスクを背負った感じでいこうかなと思います」などとKO決着を約束。この「絶妙な感じ」については「理想は2R終盤でKO」とした。

 また「僕は寝技でもパウンド系なので、そもそも寝技になってないんですけど、一本を取りに行くを練習しています。とにかくフィニッシュ力を付けていこうと思っています」などと最近の練習のテーマを挙げ「レスリングが伸びています。そもそも練習でも下になってはいけないと思っていて、上でもパウンドスタイルなので、柔術の技とかで一本とってフィニッシュできるように練習で心がけています」などと続けた。そして今回の試合については「そもそも下にならないと思います。相手がテイクダウン取れたら大したもんだなと思います」と話した。

 今年はフェザー級グランプリの開催も噂される中、今大会ではフェザー級の注目カードも組まれた。しかし朝倉自身は今後については「フェザー級グランプリがあるんですかね? 僕はベルトには興味ないので、どちらかというと那須川天心vsメイウェザーのようなメガファイトをやりたい。世界的に有名な選手とかと戦いたいです。そっちのほうが面白いじゃないですか」と一歩先を行く構想を持っていることを明かした。

 そのメガマッチについては「総合の試合…なのかな。分からないですね。明らかに自分が損するような試合はしたくないですが、体重とかが合って盛り上がるならやりたいです」などと必ずしも総合格闘技の試合にこだわるわけではなくボクシングルールの試合についても含みを持たせた。