SB2階級制覇の20歳・笠原弘希がベテラン前口太尊にTKO勝ち【2・15 SB】

勝ち名乗りを受ける笠原。後方は前口のセコンドに就いた那須川天心(撮影・上岸卓史)

ダウンを取られてから怒涛のラッシュで逆転


 試合は1Rから激しい打ち合いを展開。前口が強烈なパンチを放てば、笠原は強烈な前蹴りを顔面に打ち込んでいく。

 2R終盤にはヒジ打ちの攻防となり、笠原右左とヒジを打ち込み、なおも顔面前蹴りで追撃すると前口は右まぶたをカットして流血。ドクターチェックが入るが試合は続行。いつ止められてもおかしくない状況に再開後、前口はいきなり怒涛のラッシュ。

 3Rは開始早々に前口が左フックで笠原がバランスを崩す。ノーダウンを主張する笠原だが、これはダウンのジャッジ。

 逆に後がなくなった笠原はここからハイキック、前蹴り、ヒジにパンチ、そして顔面へのヒザとダウンを取りに行く。前口も応戦するが再度、右まぶたから出血。再びドクターチェックが入り、今度はドクターストップがかかり笠原のTKO勝ちとなった。