ZST王者・竿本樹生がNEXUS王者・駒杵と対戦。「勝ってRIZINの大阪大会に出たい」【3・15 ZST】
対戦が決まった伊藤(左)と浜本
伊藤盛一郎とMMA初挑戦の浜本“キャット”雄大が対戦
竿本の前のZSTフライ級王者である伊藤盛一郎が元ラウェイ王者の浜本“キャット”雄大とZST特別ルールで対戦する。
浜本は2017年の大晦日にRIZINで那須川天心と対戦した。2RKOで敗れたが那須川相手に果敢なファイトを見せた。
浜本は「今回、MMA初戦ということになるが僕は真剣にMMA王座を狙っている。MMAを制覇してムエタイとラウェイとの3競技制覇を目指してやっている。本来ならSWAT!からスタートするすべきだと思っているが、いきなり伊藤選手と対戦することになり、しっかりこの試合に勝って自分の強さを証明したいと思っている」と話した。
伊藤も2017年にRIZINに初参戦し、才賀紀左衛門に判定勝ち。しかし2度目の対戦となった昨年4月のマネル・ケイプ戦では2RでTKO負け。桜庭和志がプロデュースするグラップリングイベント「QUINTET」などでも活躍するが、現在、MMAでは2連敗中で、今回は背水の陣を敷いての戦いとなる。
伊藤は「今回の対戦相手の浜本選手はMMA初挑戦ということで、自分のほうが組みとかグラウンドの経験は上だと思うが、それだけでなく打撃でもすべての局面で圧倒して勝とうと思っている」と話した。
ZSTの勝村周一朗プロデューサーは「浜本選手は本来ならSWAT!からやってもらうのが筋だと思うが、MMAに真摯に向き合っているという話も聞いた。本人の希望とは反するかもしれないが、ここで勝てば注目されるし、チャンピオンに近づけるので一発勝負をかけてもらおうと思って、伊藤と戦うことにしてもらった。両者の希望もありヒジありのルールとなった」などとこのカードが決まった経緯を説明した。
浜本は初のMMAについて「RIZINに出てちょっとしてから。1年半くらい前から練習している。伊藤選手にグラウンドだけで勝つ自信は正直全然ないが、しっかり対策をして、勝つ自信はある」「得意技はいくつかある。僕はもともとMMAが大好きで、大学の部活から格闘技を始めたが、先輩から“どうせMMAをやるんだったら、キックボクシングをやっておいたほうがいい”と言われた。その時はストライカー全盛の時代だったので。そう言われてキックを始めたくらいMMAが好きだった。イメージと動きが少しずつマッチしていっている状態」などと話した。
対する伊藤は「自分は今、2連敗していて、MMA初挑戦の相手に“MMAの厳しさを教えてやる”とは言える状況ではないと思う。自分は今度の試合は何が何でも勝たないといけない。ただ自分は判定で勝つくらいなら死んだほうがましだと思っているので、ここはばっちり一本取って仕留めてやろうと思っている」とこの試合に向けての決意を語った。
またヒジありルールは浜本に有利なものとなるが伊藤は「ヒジがあっても頭突きがあっても自分はなんでもいいと思っている」と話した。