軍司泰斗が武居を苦しめた男からダウンを奪って判定勝ち【2・24 Krush.111】

岡嶋(右)のヒザが倉崎のボディーにめり込む(撮影・小林郁人)

「格闘代理戦争」卒業生・岡嶋形徒が3連勝


 第2試合では昨春配信されたAbemaTVの格闘リアリティー番組「格闘代理戦争4thシーズン」出身の岡嶋形徒が倉崎昌史を相手にプロ第3戦に臨んだ。

 岡嶋は昨秋のデビュー戦、11月の第2戦とともにダウンを奪いながらも倒し切ることはできず、判定で2連勝。「今回こそはKO勝ちを」と意気込んでの試合だった。

 岡嶋は1Rからアグレッシブに攻め込み、重い右ローにワンツー。ボディーへのヒザ蹴りもまじえ、倉崎を追い込んでいく。倉崎の反撃は単発。岡嶋はラウンド終了間際に倉崎をコーナーに追い詰め右ストレートを打ち抜く。

 2Rも岡嶋の突進は止まらない。ローで下がらせて、右ストレートを連発。右ストレートを放っては押し込み、再び右ストレート。やや単調な攻撃となるが、ロープ際に倉崎を追い込むとその重い右ストレートでダウンを奪う。岡嶋はなおも前蹴りからの右ストレート、押し込んでヒザ蹴りをボディーに見舞うなど倉崎を追い込むが決定打を放つことはできず。

 3Rになると倉崎が蘇生。距離を詰めてパンチをまとめるが、岡嶋も押し返し、右ストレートに前蹴り、ボディーへのヒザ蹴りなどで反撃。1、2Rに比べやや手数は落ちたものの、最後までパンチを出し続ける。終盤ややガス欠気味で倉崎のパンチをもらう場面もあったが、しのぎ切り試合は判定に。ジャッジ3者とも30-27で岡嶋を支持。これでプロデビュー以来3連勝となった岡嶋だったが、倒し切ることができず不満な内容に判定が発表される最中も首を振り続けた。
「Krush.111」(2月24日、東京・後楽園ホール)
◆プレリミナリーファイト第1試合 Kushバンタム級/3分3R
○倉田永輝 (K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(1R1分13秒、KO)大空(KINGCRAFT)●

◆プレリミナリーファイト第2試合 Kushフェザー級/3分3R
●八木正樹(WSRフェアテックス三ノ輪)(判定0-3=28-30、28-30、28-30)石田龍大(拳心會館)○

◆プレリミナリーファイト第3試合 Kushバンタム級/3分3R
△橋本裕也(K-1ジム五反田チームキングス)(判定0-0=30-30、29-29、29-29)高橋享祐(戦-IKUSA-GYM)△

◆第1試合 Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R
○FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)(1R1分4秒、KO)清水卓馬(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)●

◆第2試合 Krushフェザー級/3分3R・延長1R
●倉崎昌史(GET OVER)(判定0-3=27-30、27-30、27-30)岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)○

◆第3試合 Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
○林 京平(湘南格闘クラブ)(1R1分6秒、KO)スーパーアンジ(KUNISNIPE旭)●

◆第4試合 Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
○友尊(TEAM K/BLUE DOG GYM)(2R36秒、KO)久保一馬(FIGHT CLUB 428)●

◆第5試合 Krush女子アトム級/3分3R・延長1R
○パヤーフォン・アユタヤファイトジム(タイ/Ayothaya Fight Gym) (判定3-0=30-26、30-26、30-27)MOE(若獅子会館)●

◆第6試合 Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
○横山朋哉(リーブルロア)(判定3-0=30-29、30-28、30-28)中島千博(POWER OF DREAM)●

◆セミファイナル(第7試合) Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
○軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)(判定3-0=30-27、30-27、30-28)スリヤンレック・オーボートー.ガムピー(タイ/オーボートー.ガムピージム) ●

◆メインイベント(第8試合) Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
●鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス)(判定0-3=26-30、26-30、26-30)佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)○
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