KANA「一次元レベルアップしたチャンピオンらしい試合をしたい」【3・22 K’FESTA.3】

まずは激しいスパーリングを展開

階級が上の選手をスパーリングパートナーとして招聘


 カーリーは普段は57~59kgで試合をしている選手とあって、リングで対峙すると体格に大きな差が見られたが、KANAはステップワークとスピードで対抗。公開練習とは思えぬ迫力のあるスパーリングを展開した。

 練習後の会見でKANAは「カーリーにはオーストラリアからスパーリングパートナーとして4週間来てもらっている。前回の世界トーナメントの時から海外の選手を呼んで、ぎりぎりまで海外の選手とスパーリングをしている。女子のスパーリングパートナーは海外に行けばたくさんいるが、日本にはそんなにいないので、お願いして階級が上の選手を中心に探してもらった。前回のトーナメントも5日前までスパーリングをやっていた。今回もそれくらいまでやらせてもらおうと思っている。カーリーはスパーリングに対しても熱心で相手の対策も聞いてくれる。緊張感も持って、ほぼ試合に近い状態でスパーリングもできていて、すごくありがたい」などと話した。

 あえて階級が上の選手を呼んでいることについては「減量したら10キロくらいの差は出るので、パワーや体圧は感じると思うが、試合直前までそういう選手とやれていれば試合にもそのまま入って行ける。トーナメントの時も日常でやっていることをそのまま試合に持ち込んでいけたので、スパーリングパートナーを呼ぶという手段は自分に合っていた。今回も残り3週間弱でもっと良くなっていくと思う」

「やはり、これから戦う選手は上から落としてくる選手が結構多くなる。当日のリカバリーは外国人選手は結構ある。普段から大きい選手とスパーリングをすることで、大きさになれることができるし、プラス自分のスピードで翻弄する練習もできる。常に試合の状態のスパーができていて、そこから見えてくるもの、収穫もたくさんある。試合後の発見が普段のジムワークでできている。それが大きい」などと話した。