「パンチを予見する男」が予見できない武尊の左フック

武尊(左)と福田氏

世界的なボクシングカメラマンでK-1公式カメラマンの福田直樹氏の写真展が開催


「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~」(3月22日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の開催を記念した写真展「K’FESTA.3 開催記念 K-1 WORLD GP JAPAN オフィシャル 写真展」が3月6日、東京・中目黒のMDPGALLERYでスタートした。

 同写真展では世界的なボクシングカメラマンとしても活躍するK-1公式カメラマン福田直樹氏が撮影した試合写真を中心に、K-1ファイターが自ら撮影した自撮り写真やプライベートショット写真も展示。そのうち福田氏の撮影による写真35点、選手やK-1ガールズのオフショット写真12点が販売される。

 この日は福田氏と武尊が会場を訪れ、取材に応じた。

 福田氏は「オフィシャルカメラマンになって、いろいろな大会を撮らせていただいた。毎回。面白い大会ばかりだった。撮った写真をこうやって並べていただけて、感無量です」と話し、K-1とボクシングの違いについて「K-1は3分3Rなので戦いが凝縮されていて、その間に蹴りが出るか、パンチが出るか、スピン系の技が出るか分からなくて常にスリルがある。選手たちも個性があってプロ意識も強い。そのぶつかり合いのようなドラマが毎試合出ている。そういった意味で撮り甲斐がある」などと話した。

 武尊は「いつも試合後にすぐに“写真をください”と言うんですけど、よくこの瞬間が撮れるな、という写真をいただいている。映像として残るのもうれしいが、写真として、映像では撮れないような角度からのパンチや体の動きを残してもらえるのはうれしいし、汗が飛んでいる感じも映像では見られない。芸術として残してもらえるのはうれしい。勝った後に叫んでいる写真とかを毎回撮ってもらっているんですが、あれが結構好き。戦っているシーンも好きで写真としてはすごくいいんだけど、動いているから顔がくしゃっとなっていて、それは嫌なんで(笑)。勝った後の雄叫びを上げている写真はその時の感情を自分でも写真を見て思い出せるので結構好きです」などと話した。
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