「パンチを予見する男」が予見できない武尊の左フック

「K’FESTA.3」で争われるスーパー・ウェルター級のチャンピオンベルトも展示される

福田氏が武尊に「今のところ1回も思い通りの写真が撮れていない」


 福田氏は「パンチを予見する男」といわれているのだが、その福田氏から見た被写体としての武尊については「撮りにくい。集中打を打つんですが、その中で左フックが印象的で、それを撮るとなると角度がバッチリ合わないと撮れなくて、運が味方しないと撮れない写真になってしまう。今のところ1回も思い通りの写真が撮れていない。あとは(武尊の)カッコいいと思う角度があって、カッコよさを撮ることを求めてしまうので、その角度のことや、試合中に笑われたりする時のその表情を探したりしていると一瞬判断力が鈍ってしまう。そういった意味でも難しい」と武尊の攻撃についてはなかなか予見できていないという。

 この言葉に武尊は「相手にバレないように(打撃を)打てるかは大事なことなんで格闘家としてはうれしいこと。次はKOしますのでよろしくお願いします(笑)」と話した。

 また福田氏は「武尊選手は一発一発が全部強い。どれを撮っていいか迷う。強弱があると撮るほうもちょっと力を抜いたり、その中の一発に集中したりするが、全部が強くて速いので、撮り甲斐があるが苦労しています」とも話した。