佐々木蔵之介「登場は小物感しかない」ついに秀吉が登場する『麒麟がくる』
のちに秀吉となる藤吉郎は、人懐っこさと自由さを武器に信長の家臣として頭角を現し、明智光秀にとって生涯のライバルとなる人物だ。「従来の秀吉のイメージは、明るくて愛嬌があって人懐っこくて、一般庶民と身近なイメージがあったりしますが、今回は明智光秀が主人公ですので、また違った見え方になるかと思います」と、佐々木。
「藤吉郎は出世欲が強くがむしゃら」だといい、初登場回では、門脇麦演じる駒に出世するために字の読み方を教えてほしいと頼み込むシーンもあるという。
「とにかく今の貧しさから抜け出そう、這い出そうと、ひたむきです。このシーンは、撮影初日でしたが、まだ外が暗いうちからの早朝ロケで、僕は裸足に草履で、衣装の布の表面積も少なく、とにかく寒かったです。さらに僕の体より大きくたくさんの重い荷物を背負っての撮影。一刻も早く出世したいと思いました(笑)」。
前回放送の予告では木に登っているシーンもチラリ。
「後に太閤豊臣秀吉とまでになる役ですが、登場はもう小物感しかなかったです。視聴者のみなさまも、こんなちょこまかしたヤツが出てきたかと、楽しんでいただければと思います」
『麒麟がくる』は、毎週日曜、NHK総合で午後8時、BSプレミアム午後6時、BS4Kで午前9時。再放送もある。