テレワークには性格的な向き不向きも?「効率的に集中できる」「自分には向いてないかも」

 政府は、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため緊急事態宣言を発令。合わせて、在宅での勤務など出勤せずに仕事を行う「テレワーク」の推進を企業に求めている。外出自粛要請を受けて、さまざまな企業が在宅勤務や時差出勤を実施。テレワークがなかなか進まないといわれているなか、すでに在宅勤務を行っている人は、自宅での作業にどう向き合っているのか。コロナウイルスの影響で在宅勤務となった、東京で働くワーカーたちにその様子や本音を聞いてみた。
在宅勤務になり通勤時間や残業もなくなった(写真はイメージ)

実働・勤務時間に変化あり


 今回、話を聞いたほとんどの人が、在宅になったことで実働時間や勤務時間に変化があったと回答。

「朝は一応、始業時間に会社のシステムにログインして、終わりは定時メドにメールでその日の確認事項をやり取りして即、終わります。日によっては上がりの連絡の前に仕事を終えてしまっているときもあります」(30代/男性/会社員)、「今までは終電まで会社で作業していることもあったが、夜の作業をしなくなった。18時30分には作業を終えて家族と夕食をとっています」(40代/男性/フリーランス)といったように、個々が自分の仕事の進捗に合わせ、自由裁量で作業を切り上げやすくなっているようだ。

 中には「実働時間が減りました。社外の人と会うことが多い仕事なので、今はコロナの影響を受けて、できる仕事が減ったように感じます」(20代/男性/会社員)というように、仕事の分量そのものが減っているという声もあった。一方で「就業時間があいまいになり結局いつもより長時間、働いてしまう」(40代/男性/会社員)と、仕事熱心さが裏目に?出てしまった人もいた。

 通勤時間もなくなり残業や会食もしなくなったことで、家族との時間を増やしたり健康に気を配るなど、時間を有効に活用している人も多い。「平日の睡眠時間が増えた」(20代/女性/会社員)、「洗濯物がたまらない」(30代/女性/会社員)、「早めに仕事を終わらせて、子供と一緒にご飯やお風呂、就寝ができるようになりました」(40代/男性/会社員)、「ラジオ体操を日に2~3回やるようになった」(40代/女性/会社員)、「運動不足解消のため、昼食後に1時間ほど公園をウォーキングしています」(40代/男性/フリーランス)、「夜寝るのが早くなりました。運動不足のため、定期的に運動するようになりました」(40代/男性/会社員)。
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