本木雅弘「道三の最期、静かに見届けて」大河ドラマ『麒麟がくる』は長良川の戦いへ
長良川を挟んで向き合う父と子。道三軍約2000、高政軍1万超での合戦は、一進一退の攻防が続いていたが、大軍を率いた高政の前に、道三軍の敗色は徐々に濃厚になっていく。
これまでも心揺さぶられるシーンやセリフにあふれていた道三。その最期となるのが長良川の戦いだ。放送回を重ねるほどに緊張感が増してきた道三と伊藤英明演じる高政とのやりとりだが、最新回ではそれも最高潮に達する。
本木は「現代も正に先行きの読めない世の中になっておりますが、 親子で命を奪い合うのも日常だった戦国の世の精神生活は、 この現在とまた別の過酷さを感じます。 あの時代は、その家がどのように存続していくかが最重要。 城主ともなれば、そのプレッシャーと向き合うことが人生そのもの。 それ故、道三と高政がそうであるように、家督を譲ると共に、 志を受け渡す過程で父子は必要以上の試練を共有する、、、 道三と高政親子の間にあるものは、単なる愛憎とは違う次元のもの なのかも知れません、、、武士としての覇気も、誇りも、傲りも、愚かさも、虚しさも 自我の中に呑み込んで、また吐き出してぶつかり合う。。。 実の所、演じている最中は、道三の熱情をどこに向けていくのか自分でも収拾がつかずにいました、、、 皆さんにはどのように映るでしょうか、、、」と、コメントを寄せている。
『麒麟がくる』は、毎週日曜、総合で午後8時、BSプレミアムで午後6時、BS4Kで午前9時。再放送もある。