Tリーグ年間MVP発表。男子はホウ エイチョウ、女子は森さくら

レギュラーシーズン1位を決めた2月15日のトップおとめピンポンズ名古屋戦での森さくら(©T.LEAGUE)

森は後期MVPも合わせて獲得


 卓球のTリーグが5月15日、オンラインで会見を開き「ノジマTリーグ 2019-2020シーズン」のリーグ表彰を開催した。

 今季のリーグ戦は新型コロナウイルスの影響でシーズン1位と2位のチームによる「プレーオフ ファイナル」が中止となったため、レギュラーシーズンの順位を最終順位とすることが先に発表されており、この日、改めて男子は木下マイスター東京、女子は日本生命レッドエルフの優勝が発表された。

 シーズンMVPは男子はホウ エイチョウ(木下マイスター東京)、女子は森さくら(日本生命レッドエルフ)がそれぞれ選ばれた。

 ホウはマッチ出場数2位、マッチ勝利数2位、サーブ時ポイント獲得率2位と安定した活躍で、チームのシーズン1位に大きく貢献。ヴィクトリーマッチで2戦2勝と勝負強さを誇ったことなどが評価された。

 森はマッチ勝利数1位、サービスエース数1位、マッチ出場数1位の活躍でチームを牽引。ダブルスでも2勝をあげるなど多岐に渡る活躍でシーズン1位に大きく貢献したことが評価された。

 また森はシーズン後期(2020年1月~2月開催の34試合対象)のMVPにも選出。こちらは後期だけで8勝をあげ、マッチ勝利数1位。レギュラーシーズン1位を決める2月15日のトップおとめピンポンズ名古屋戦で、第1マッチ、第4マッチと2勝をあげる活躍を見せるなど、8勝1敗の勝率の高さでチームの首位に貢献したことが評価された。

 男子のシーズン後期(2020年1月~2月開催の34試合対象)MVPには神巧也(T.T彩たま)が選出。後期だけで7勝をあげ、マッチ勝利数1位。2月1日の琉球アスティーダ戦では、マッチカウント1-2の劣勢から、第4マッチ、ヴィクトリーマッチと連勝し逆転勝利に貢献するなど、7勝2敗の勝率の高さでチームを牽引したことが高く評価された。

 ベストペアは男子が田添健汰、宇田幸矢組(木下マイスター東京)、女子が鈴木李茄、ヤン ハウン(梁 夏銀)組(トップおとめピンポンズ名古屋)が獲得した。

 田添、宇田組はダブルスでの6勝はマッチ勝利数1位。12月5日T.T彩たま戦より6連勝を飾り、その間、チームは5勝1敗の勝率を誇り、勝利に貢献した。

 鈴木、ヤン組は 9試合でペアを組み、6勝3敗の成績を残した。6勝はマッチ勝利数1位、3勝の勝ち越しもリーグ同率1位となる活躍を見せた。

 レギュラーシーズンで最多勝点をあげたチームの監督が対象となる最優秀監督賞は日本生命レッドエルフの村上恭和総監督が受賞した。