岡田遼が倉本一真をKOし悲願の世界王座を獲得【5・31 修斗】

師匠の鶴屋代表(左)と岡田(©SUSUMU NAGAO/SUSTAIN)

「自分から投げられてもいいと思っていた」


 その後に行われた会見では「長年の夢だったので感無量。言葉になりません。めっちゃうれしいです」と改めて勝利の余韻を味わった。

 倉本については「すごい組み力でびっくりした。すごい圧力だった。想定以上だった。そりゃ3連覇するよな、って感じ」、試合については「投げられるのを嫌がりすぎて投げられたらダメージは大きいが、あきらめて自分から投げられる分にはダメージが少ないということで、そういう練習はしていた。投げられないことが一番だが、もし形を作られてしまったら自分から投げられてもいいと思っていた。でもギリギリのところで防げました」などと振り返った。

 無観客での試合については「いつも応援していただいてありがたいが、大歓声でセコンドの声は聞こえない。でも今日は初めてセコンドの声を全部聞きながら試合ができたので、無観客をマイナスにとらえることはなかった。試合に関していえば指示を聞きながら冷静にできて良かった。もし聞こえてなかったら劣勢の時が多かったのでパニックになったかも」などと話した。

 今後については「強くてカッコイイ修斗のチャンピオンになりたい」と話す岡田。同級は現在、ONE Championshipに参戦中の佐藤将光が世界王者となっており、今後、統一戦がどのタイミングで行われるのかに注目が集まることになる。
プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2020 Vol.3 ABEMAテレビマッチ」(5月31日)
◆メインイベント/第8試合「世界バンタム級暫定王者決定戦」5分5R
○岡田 遼(同級1位・環太平洋王者/パラエストラ千葉)(2R3分2秒、KO)倉本一真(同級2位/修斗GYM東京)●

◆セミファイナル/第7試合 ライト級5分3R
●西浦ウィッキー聡生(KRAZY BEE)(判定0-3=27-30、27-30、27-30)SASUKE(世界フェザー級6位/マスタージャパン)○

◆第6試合「AOKI PROJECT 提供マッチ」グラップリングルール72kg契約10分1R
△世羅智茂(2017年IBJJF アジア選手権黒帯フェザー級準優勝 /CARPEDIEM)(時間切れ引き分け)岩本健汰(ADCC2019アジア&オセアニア代表 ・GTF.3フェザー級王座決定トーナメント優勝 /IGLOO)△

◆第5試合 バンタム級5分3R
○清水清隆(世界フライ級2位/TRIBE TOKYO M.M.A.)(4分34秒、KO)小堀貴広(世界フライ級7位/ゴンズジム)●

◆第4試合「修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメント」準決勝 5分3R
○黒部三奈(マスタージャパン)(3R1分54秒、TKO)大島沙緒里(AACC)●

◆第3試合「修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメント」準決勝 5分3R
○杉本 恵(AACC/インフィニティリーグ2019王者)(2R3分22秒、スリーパーホールド)中村未来(マルスジム)●

◆第2試合 フェザー級5分3R
○石井逸人(世界バンタム級10位/TRIBE TOKYO M.M.A.)(判定3-0=29-28、29-28、29-27)齋藤 翼(FIGHT FARM/総合格闘技津田沼道場)●

◆第1試合 ライト級5分2R
●木下タケアキ(和術慧舟會HARTS)(判定0-3=18-20、18-20、18-20)西川大和(西川道場)○
<<< 1 2 3 4 5